■櫻井翔の『放送局占拠』はシリーズ3作目
日曜劇場らしい丁寧に作り込まれた演出やシナリオ、松本や仲の演技に視聴者は沸騰。
《良いドラマだね…見ててほっこりする。演出も面白いし、松潤って癖のあるキャラ演じることが多い気がするけど、今回はまったりしてていいね。 仲里依紗さんの演技がすごいグッときた…》
《こういう ほわっとしてる役も似合う〜!新たな松潤の演技を見れた気がします》
《あんな爽やかな役柄も珍しい松潤笑。でもすごい良かった。年齢に伴って色々落ち着いたね》
といった絶賛する声が多く寄せられている。
「松本さんはクールなイメージが強いですが、穏やかで温かさを感じさせる徳重先生の演技は、深みがあって素晴らしいと高評価。
日曜劇場は民放ナンバーワンのクオリティを誇るとされるドラマ枠。『19番目のカルテ』も正統派の医療ドラマとして、早くも支持されている感じですね。視聴率も好調で、初回は世帯視聴率11.4%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)、個人視聴率7.0%、テレビ界で重視されているコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)も3.6%と高かったですね」(前出の制作会社関係者)
松本主演の『19番目のカルテ』が“正統派ドラマ”として好評の一方で、櫻井の『放送局占拠』は“愛すべきトンチキドラマ”として盛り上がりを見せている。
『放送局占拠』は、『大病院占拠』(23年1月期)、『新空港占拠』(24年1月期)に続く、『占拠』シリーズの第3弾。仮面をつけた正体不明の武装集団が大型施設を占拠し、櫻井演じる刑事・武蔵三郎がそれに立ち向かう――というコンセプトの、タイムリミット・バトルサスペンス作品。
今回の舞台は放送局「テレビ日本」。東京都知事選挙の特番を放送していたところ、妖怪の面を被った武装集団「妖(あやかし)」に占拠されてしまう、という内容である。
「『占拠』シリーズは、ある程度狙ってのことでしょうが、登場人物は大真面目なのに“ツッコミどころ”だらけであることが人気を博しています。1作目『大病院占拠』がSNSで大バズリしたきっかけも、“武蔵(櫻井)が落下する人質を手を伸ばして助ける場面で、腕が“ビヨ~ン”と伸びたとしか思えない不自然な助け方をする”というシーンが拡散されたことでした。
本筋のシナリオはしっかりとしており、結果的に“ツッコミどころ”も含めて楽しいドラマとして受け入れられて、ついに3作目ということですね」(前同)