7月を迎え、テレビ各局では夏ドラマの放送が始まっている。7月12日と13日には嵐ファンの間で注目されていた2本のドラマがスタートし、両ドラマとも話題沸騰となっている。
「12日には櫻井翔さん(43)主演の日本テレビ系土曜ドラマ『放送局占拠』(夜9時~)、13日には松本潤さん(41)主演のTBS系日曜劇場『19番目のカルテ』(夜9時~)の初回が放送されました。
『放送局占拠』はシリーズものの続編。そのため、ある程度櫻井さんの演技や物語の展開は予想されていた一方で、『19番目のカルテ』は、松本さんにとってキャリア30年目で初の医師役。また、NHK大河ドラマ『どうする家康』(2023年)以来のテレビドラマ主演作ということもあり、注目を集めていました」(制作会社関係者)
【以下、両ドラマのネタバレを含みます】
ドラマ『19番目のカルテ』は富士屋カツヒト氏による漫画『19番目のカルテ 徳重晃の問診』(コアコミックス)が原作。日本の医療は臓器ごとに18の専門分野に分けられるが、新たに加わった19番目の新領域である総合診療科がテーマ。松本は、患者の暮らしや家庭環境、心の状態まで総合的に診察する「人を診る医師」である総合診療医・徳重晃を演じる。
第1話では、仲里依紗(35)演じる女性患者・黒岩百々の病状を、徳重(松本)が彼女に寄り添い、時間をかけてじっくりと解析していく様子が描かれた。
百々は生活に支障が出るほど全身の痛みに苦しんでいるのに、これまでどの病院の、どの科の検査でも異常は発見されず。徳重は精神的に限界を迎えていた百々を「頑張ったんですね」と励ましたうえで、最終的に「線維筋痛症」だと診断し、自分の痛みが病気だと認められた百々は、「やっと病気って言える」と涙を流す――という内容だった。