■ミセスは“嵐のような”国民的存在に――

 ミセスは7月4日に発表された「オリコン上半期ランキング 2025」で1位に輝いた。彼らが1位を獲得したのは「デジタルシングル(単)」「デジタルアルバム」「ストリーミング」の総売り上げ金額が最も高かったアーティストを発表する「アーティスト別セールス部門」の「デジタルランキング」。

 24年12月9日から25年6月8日までの集計期間内の売り上げが55.8億円を記録し、24年度に続き2年連続の1位となった。

「タイアップも多いですし、楽曲をリリースすればすべて大ヒット。アーティストとして絶対的な地位を築き上げたミセスですが、芸能関係者の間では今、“彼らはのような国民的存在になっていくのではないか”とまで話されています。メンバーの俳優業もそうですが、アーティストの枠にとどまらないマルチな活躍をしていますからね」(前出の芸能プロ関係者)

 6月2日にはグループ初の冠特番『テレビ×ミセス』(TBS系)が放送され、世帯視聴率は5.6%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率は3.6%を記録した。

「世帯と個人はそこそこの数字でしたが、テレビ各局が重視する13~49歳のコア視聴率は4.5%と、22時台にしてとんでもない数字をたたき出したんです。トークコーナーでは、大森さんとFRUITS ZIPPER鎮西寿々歌さん(26)が、“交際を匂わせているのではないか”とされていた疑惑を検証したことも話題を呼びましたよね。

 匂わせ疑惑を番組でネタにして否定することは、下手をしたらさらなる炎上を招きかねないこと。本人サイドが“番組でやろう”と提案しない限り実現しなかった企画ですし、こうしたチャレンジングな姿勢が若い層に評価され、高いコア視聴率につながったのではとも見られていますね。

 音楽番組もそうですが、『テレビ×ミセス』も視聴率が取れる番組だという実績を作ったこともあり、今後も特番として定期的に放送されるのではないでしょうか。音楽からはじまり、ドラマ、映画、バラエティと、たしかに嵐のようにマルチな活躍ですよね」(制作会社関係者)

 大森と嵐・二宮和也(42)はプライベートでも親交が深い。番組での共演も多く、大森はたびたび『ニノさん』(日本テレビ系)に出演しているほか、YouTubeチャンネル『よにのちゃんねる』にも登場している。

 トークコーナーで大森は嵐について「奇跡です」「大好きです」と話し、「(二宮とは)仲良くさせてもらってます。“ニノさんって嵐なんだ”って思い出すと、怖くなる瞬間がある」「本当に仲良くさせてもらってるから、2人で食事行かせてもらったりするんですけど…そのときって本当にもう……お兄ちゃん」とも語っていた。

「大森さんをはじめ、ミセスの3人は嵐のことを強くリスペクトしています。奇しくもその嵐は、来年ラストツアーを行なって26年5月末をもって活動を終了します。ミセスが嵐の代わりになる、というわけでは決してないですが、嵐のようにジャンルを問わない活躍をし、3人は国民的存在になっていくのではないか――と芸能関係者の間では言われていますね」(前出の芸能プロ関係者)

 嵐をリスペクトするミセスが、次世代のエンタメ界全体をけん引していく存在になっていくのかもしれない――。