■完全に“第2のラッシャー”と化した中丸

 中丸は『旅サラダ』でロケコーナー「発掘! ニッポン なかまる印」を任されている。1997年からラッシャー板前(59)が担当していた生中継コーナーを、名前と細部を変更して2022年4月9日放送回から引き継いでいるのだ。

 しかし、「中丸さんのMC就任はあり得ないと思いますよ」と話すのは、制作会社関係者だ。

「中丸さんは、本職の芸人も裸足で逃げ出すレベルで面白すぎるんです。一流リアクション芸人も同然の存在感を放ち続けていて、担当コーナーは大好評。彼がMCになり、スタジオに座らせておくのはあまりにもったいないんです。

 たとえば、今冬はずっと雪山などの極寒ロケばかりやらされていて、その全力全開ぶりが好評です」

 一例を挙げると、1月28日放送回では長野県・飯網町にて、スノーモービルで引っ張られるボートに乗る“ラフティング”に挑戦。真冬の冷風がモロに顔に突き刺さるため、

「マイナス5度が顔に刺さる!」と表情を強張らせながらも、楽しさと恐怖心が混ざった悲鳴を上げていた。

「KAT-TUNじゃなくて、ダチョウ倶楽部ですね中丸くんは」

 と、スタジオでレギュラー出演者の勝俣州和(58)は評していた。

 それ以外にも、1月14日には「広島県雪合戦大会」に参加したり、2月11日放送回では新潟県湯沢市のGALA湯沢スキー場を訪問。2月18日放送回では、青森県弘前市で雪かきを行なったりと、毎週雪国ロケをしていた。

「春になり雪国を脱したものの、中丸さんのリアクション芸が止まることはありません。3月18日放送回では青森県弘前市の漁港を訪れましたが、そこでは名産品で熱々の“うめぇ揚げタイ焼き”をものすごい顔で頬張り食べる。当然、熱すぎて、ジャニーズタレントとは決して思えない変顔を披露していました。まさに、ダチョウ倶楽部化、前任のラッシャー化がノンストップ状態です。

 視聴者の期待感も、一流芸人の出演を待つ感じだといいますし、本当に面白すぎる。ですので逆に、MCに起用することを番組サイドもためらうんじゃないかと。勝俣さんの“ダチョウ倶楽部”発言が、すべてを物語っていますよ」(前出の制作会社関係者)

 視聴者からは、

《中丸くんが旅サラダ出るようになって見始めたけど、本当中丸くん面白いし素直で好感度高い》
《親も旅サラダ観てて 母親が中丸くんって面白いのねー》
《中丸さん、食レポなのに熱すぎて食べられないしカボチャ食べて口から無限に種出てくるしほんとに面白いwwww旅サラダで爆笑するとは思わんかったwww》

 といった多くの好評の声がSNSに寄せられている。

 2017年には、「ジャニーズでたぶん一番地味」「ここ10年くらい悩んでいます。『ジャニーズとしての立ち位置とは』みたいな悩みは持っています」と、『天才キッズ全員集合〜君ならデキる!!〜』(テレビ朝日系)で悩みを吐露していた中丸。

 それから6年、ようやく最高のポジションを確保できたかもしれない――。