松本潤(41)主演の日曜劇場『19番目のカルテ』(TBS系/毎週よる9時)の第2話が、7月27日に放送される(20日は選挙特番で休止)。13日放送の初回は、平均世帯視聴率が11.4%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と日曜劇場としては好調とは言えなそうな数字だが、視聴者からの評価は高い。
同ドラマは、富士屋カツヒト氏の医療漫画『19番目のカルテ 徳重晃の問診』(ゼノンコミックス/コアミックス)が原作で、病気を診るだけでなく、心や生活背景をもとに患者にとっての最善を見つけ出す総合診療医・徳重晃(松本)が主人公。前作『キャスター』とは打って変わって、悪者が出てこない、胸に迫るヒューマンドラマだ。
第1話は、ある街の地域医療の中核を担う魚虎総合病院に、院長・北野栄吉(生瀬勝久/64)の独断で、19番目の新しい科である総合診療科が新設される。一方、整形外科では、全身の痛みを訴える患者・黒岩百々(仲里依紗/35)が診察を受けていて、検査で異常はないと判明したが、たった10分の診察にイライラを隠しきれない。
ある日、職場で倒れた黒岩は魚虎総合病院へ搬送された。整形外科の新米医師・滝野みずき(小芝風花/28)は、彼女を徳重のいる総合診療科へと連れていく。徳重はゆったりとした優しい口調で語りかけ、いくつか検査をしたいと入院を勧めるが、黒岩は病気かどうかも分からないのに会社を休めないと拒否して……という展開。
徳重は黒岩の病名を、身体のあらゆるところに痛みが生じる、原因不明の疾患「線維筋痛症」だと突き止めた。X上では《穏やかでさりげなく優しい徳重先生と、懸命に耐えて一生懸命生きる黒岩さんに泣かされた。派手なアクションや手術シーンはないけど、心に深く染み込むような素敵なドラマの予感がする》など、多くの称賛の声が。