磯村勇斗(32)主演の連続ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』(関西テレビ制作、フジテレビ系/月曜よる10時)の第2話が、7月21日に放送される。14日放送の初回は、登場人物が視聴者に語りかける演出や、文字や音に“色”や“匂い”を感じる主人公など、ドラマの独特な世界観が話題になっている。
同ドラマは、人生にも仕事にも臆病だった弁護士・白鳥健治(磯村)が、少子化による共学化で揺れる私立高校・濱ソラリス高校に、スクールロイヤーとして派遣され、法律や校則では簡単に解決できない若者たちの青春に、不器用ながらも必死に向き合っていく学園ヒューマンドラマ。王道の学園モノとは雰囲気がかなり違うようだ。
第1話は、独特な感性を持つ健治は、感覚が周囲と違うことや、マイペースな性格で集団行動になじめず、不登校になった過去がある。派遣された「濱ソラリス高校」は、尾碕美佐雄(稲垣吾郎/51)が理事長を務め、男子校の「濱浦工業高等学校」と女子校の「濱百合女学院」が合併したばかりで、校内では次々と問題が勃発している。
ジェンダーレスを意識した新しい制服の評判が悪く、着用を拒否する生徒もいる。そんな中、3年生の生徒会長・鷹野良則(日高由起刀/21)と副会長・斎藤瑞穂(南琴奈/19)が、そろって不登校になる。健治は問題解決の糸口を見出せず、国語教師・幸田珠々(堀田真由/27)が心配して見守っていると……という展開。
視聴者のX上の反響は、《一種ファンタジーのようでいて、今を生きる人間のリアルな温度感もあってすごくよかった。いわゆる学園モノや弁護士モノとはかなり異質で先が楽しみ》などと称賛の声があがる一方、《登場人物が第四の壁を破ったり、ちょっと苦手なんだよな…》などのとまどいの声も。(※「第四の壁を破る」は演者が視聴者に話しかけてくること)