元TOKIO(6月25日解散)の国分太一(50)が詳細不明の重大なコンプライアンス違反によって、6月20日に無期限の芸能活動休止を発表してから1か月が経過した。各局のレギュラー番組で国分の降板が発表された一方で、「テレビ東京はこの状況に頭を抱えているようです」(広告代理店関係者)という――。

 国分は6月20日、過去にコンプライアンス上の問題行為が複数あったことを確認したと日本テレビが公表。同局の『ザ!鉄腕!DASH!!』(日曜夜7時~)からの降板と、同日、国分が無期限で活動休止することが発表された。

 そしてテレビ東京では6月20日に、国分が7月9日放送の『テレ東音楽祭』のMCから降板すること、6月22日放送のレギュラー番組『男子ごはん』(日曜昼11時~)を別番組に差し替えることが発表され、以降『男子ごはん』は現在まで放送されていない。

 7月3日には、同局の吉次弘志社長が、国分が出演する同局の番組を巡ってハラスメントの疑いが生じることがあったと定例会見で発表。2月に匿名の投書が届いたという。吉次社長は第三者の外部弁護士に調査してもらった結果「その匿名の投書に書いてあるような事案は、事実としては確認できなかった」としつつ、関連社員、制作会社、そして国分にヒアリングを行なったうえで、現在も弁護士が調査を行なっているということだ。同時に『男子ごはん』の番組継続、終了は決まっていないことも明かしている。

『男子ごはん』は、2008年4月20日に『太一×ケンタロウ 男子ごはん』としてスタート。当初は料理初心者の国分が料理研究家・ケンタロウ氏(52)の指導のもと料理を作っていく、というコンセプトだった。

 しかし、12年2月にケンタロウ氏がバイク事故で大けがをしてしまい、同6月末に番組を降板。8月にタイトルを『男子ごはん』に変更したうえで、過去に同番組のマンスリーゲストを務めた栗原心平氏(46)が後任となり、今年6月15日放送回まで、改題前と合わせると17年間放送されてきた。

 ところが、国分の騒動によって放送は事実上不可能に。同枠は再放送や特番で穴埋めされている状態にあり、7月からは『デカ盛りハンター』(金曜夜7時25分~)の『予習復習SP』が3週連続で放送されている。

『男子ごはん』の今後について、栗原氏は7月11日配信の『SmartFLASH』の直撃取材に《決めるのはテレビ東京さんなので。番組の今後に関して、何も連絡は受けていません》と話していた。

 前出の広告代理店関係者は言う。

「国分さんは『鉄腕DASH』や『世界くらべてみたら』(TBS系)からは降板が正式に発表された一方で、『男子ごはん』は正式な終了がまだ決定していないですよね。いまだ宙ぶらりん状態。その原因のひとつとして言われているのは、国分さんの不祥事が発覚したのが6月だった、ということなんですよね」