7月20日放送された民放テレビ各局の参議院議員選挙開票特番の平均世帯視聴率は日本テレビの『NNN参院選 zero選挙2025 第1部』(19時58分~)が7.4%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)で1位となった。
テレビ朝日の『選挙ステーション2025』は7.0%、同局の『有働Times』(22時45分~)は4.7%、TBSの『選挙の日2025』は6.8%、フジテレビの『Live選挙サンデー超速報』は4.8%、テレビ東京の『選挙サテライト2025第1部』は2.6%だった。
「2024年10月の衆院選ではテレビ朝日の『選挙ステーション2024』の第1部が9.6%、第2部が9.7%で民放トップでしたが、今回は日テレが1位に返り咲き。藤井貴彦さん(53)と嵐・櫻井翔さん(43)がキャスターを務めましたが、“参政党旋風”を巻き起こした同党の神谷宗幣代表(47)に、藤井さんが切り込んだことも注目を集めましたね」(制作会社関係者)
神谷代表との中継で藤井は「最後に1つだけおうかがいしたい」と切り出し、「日本の安全について、核武装が安上がりだとする候補者がいらしゃいました」とし、そして「議論すること、主張することは大切だと思うが、戦後80年、おじいちゃんおばあちゃんが大切に育ててきた平和について、“安上がり”という表現は使ってほしくなかったんですよ。この点、どう感じているか」と質問した。
これに神谷代表は「私は決してそういう発言はしません」と述べ、「これから数が増えてくるといろんな議員がいろんなことを言ってくると思うので、しっかり党のガイドラインを決めて参政党の政策を落とし込んだうえで、選挙に出てもらうことをやらないと、こういう問題がまた起きるんだろうなと思っている」と応じた。
藤井の質問はSNSでも大きな話題になり、
《真っ当な言葉を向けてくださった》
《藤井アナ…よく言ってくれました涙 本当にありがとうございます》
《こんな、やつらに日本の政治なんてまかせられない》
と共感する声が上がった一方で、
《安上りと言ってほしくなかったとなると藤井アナはどう高い負担に挑むのか説明できないといけない》
《キャスター(報道機関)の立場としては、一候補の主義思想を否定するのは違うと思う…》
といった藤井に対する厳しい意見も多く寄せられた。