7月20日に参議院選挙が行なわれたこともあり、このところ芸能人が選挙や政党、そして議員について言及する機会が増えている。

「選挙があって、タレントがそれに自身のSNSやテレビ番組で言及する――そうしたことが、以前と比べると若手芸能人で目立つという指摘があります。

 たとえば、今回の参院選では参政党が良くも悪くも注目を集めましたが、党の代表である神谷宗幣氏(47)に対する、元乃木坂46の慶応卒タレント・山崎怜奈さん(28)の発言が話題となりましたよね」(ワイドショー関係者)

 山崎は、昨年7月の東京都知事選挙の特番『Mr.サンデー“七夕決戦”都知事選SP』(フジテレビ系)に出演し、元広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)と討論を行なうなど、以前から選挙特番などで活躍してきたタレントとして知られる。

 今回の参院選で山崎は、7月20日放送の選挙特番『選挙ONE』(東海テレビ)に出演。そこで参政党の神谷氏について感想を求められた山崎は、

「何か具体的なものを詰められると、“いや我々はここから始まるところなので”っていうふうに逃げのように聞こえるところがあります。

 けど、選挙なので参院選は6年間を担うわけですから、その逃げ方とか、叩かれたことによって後半は票が伸びたっていうふうにおっしゃっていましたけど、それは言い訳ではないかなと。確かにそういうところも一理あるのかもしれないけれども、なんか嫌ですよね。率直にすごく心証は悪い」

 と、神谷氏のスタンスを批判。

 それには《何も間違ったことは言っていない》と賛同する声も多く上がったが、一方で《選挙番組というある程度は中立が求められる中で、ああいった言動をするのはいかがなものかと思う》などと厳しい意見も噴出し、SNSは賛否両論となった。

「選挙後には、7人組アイドルグループ・仮面女子のメンバーであり、現在は事故の後遺症で車椅子で活動している猪狩ともかさん(33)にも注目が集まっています。猪狩さんも以前から政治に関心があることで知られるタレントの1人でしたが、今回の参院選の投票率を巡り、自身のXで元テレビ朝日社員の玉川徹氏(62)の発言を批判する投稿をしたんですよね」(前同)

“若者の選挙離れ”が言われている昨今だが、今回の参院選の投票率はこれまでと比べて高く、参院選の翌朝、21日に放送された『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)では、投票率57.91%前後で、前回と比べて5ポイント上昇したと紹介された。

 しかし、同番組でコメンテーターを務める玉川氏はこの結果を「今までは投票率上がるのいいことだと思っていたんですけど、果たしてどうだろう」と指摘。政治の基本知識を持っていない人が、SNSなど「全然違うところでアルゴリズムで飛んできた情報」に触れて、それで行動に移したのでは、と私見を述べた。