■匂わせが急増した“コロナ禍の投稿”
さや氏の夫である塩入氏は国立音楽大学大学院を修了し、クラシックにとどまらない幅広い活動が持ち味で、稲垣潤一や西城秀樹の音楽監督、フィギュアスケートのアイスショー音楽監督など、エンタメやスポーツ界でも多彩な才能を発揮。さや氏とは、2025年6月にライブを開催したばかりだ。
これまで自身の結婚については言及してこなかったさや氏だが、実は自身のXでは多数の“匂わせ”を投稿していたのだ。選挙前の6月23日には、
《音楽の師匠日本を代表するピアニストの 塩入俊哉さんから激励の言葉を賜りました 塩入さんから教わった、人の悲しみを癒すこと、人の心に寄り添うこと、自分に向かい合うこと、音楽家の魂を政治の世界にも反映できるよう、この夏を全力で駆け抜けてまいります!》
として、ピアノを弾く塩入氏をドレス姿のさや氏がうっとりと見つめるステージショットを公開。
2人の共演は数多く、24年には「saya×塩入俊哉クリスマスコンサート」として、告知にはサンタコスの写真を公開。歌とピアノのコラボはクリスマスにうってつけで、23年のクリスマスイブにも、ツリーの前で撮影した仲の良い2ショットを投稿している。
塩入氏の奏でるピアノの音色についてさや氏は、《全てを包みこむ塩入さんのピアノ》《ざわつく心の澱やイガイガを取り去ってくれる清々しい音色》など、惚れ込んでいることが伺える。
一方の塩入氏もXのプロフィールに《人の悲しみを癒せなければピアノを弾く意味が無い、、と子供の頃先生に教えられました》と、癒やしは意識している様子。また、《稲垣さんやsayaさんコンサートを中心に活動中》と、さや氏への言及もある。
そんな2人の“共演”がネット上でも目立つようになったのは、コロナ禍だった。
さや氏は当選後の会見で、「コロナ禍で歌手活動を制限され、同業者が廃業する姿を目の当たりにした」ことが政治家を志すきっかけだったと明かしていたが、実際、さや氏がX(当時はツイッター)を始めたのはコロナ禍だった2020年1月10日。最初の投稿は、《羽生結弦プログラムコンサート「SEIMEI」後半の女性コーラスを担当しました》という報告だった。
ちなみに塩入氏もX(旧ツイッター)を始めたのは全くの同時期で、最初の投稿は1月9日、自身がピアノ演奏を務めた羽生結弦プログラムコンサートに関する内容。翌日には「SEIMEI」が演じられた「メダリスト・オン・アイス」についても言及、興奮をつづっていた。
「さや氏と塩入氏の共演は10年以上前からで、息がピッタリ合っていることは当時から話題でした。そして2020年頃、コロナ禍によりライブ活動ができなくなったアーティストたちが、続々とSNSやYouTubeチャンネルを開始するなか、さや氏も2020年4月、YouTubeチャンネル『チャンネルsaya』をスタート。ピアノを担当するのは塩入氏だと彼女自身が発信しています。
チャンネルでは『銀河鉄道999』や『天空の城ラピュタ』の主題歌、中島みゆきさんの『糸』、LiSAさんの『紅蓮華』、さらには『君が代』など、多彩なジャンルの楽曲歌っており、280本を超える動画のほとんどが彼女の歌唱動画です。
塩入氏との共演の多さも、ともに暮らす夫婦だとしたら自然。今も彼女のXの履歴に残る、塩入さんへの“匂わせ愛”ともとれる投稿に、さや氏のファンからは“塩入さんが相手なら納得”との声も上がっています」(前出のスポーツ紙記者)
さや氏は20年4月5日に更新したXで、
《コロナ禍でライブができなくなった時 ライブができなくなってあまりに寂しいので、塩入さんにお願いして練習してもらいました》
と、塩入氏にプライベートな練習を付き合ってもらったことを報告していた。塩入氏の癒やしの力を存分に吸収したさや氏が今後、議員としてどう国民に向き合っていくのかが注視される。