木村文乃(37)主演、Snow Man・ラウール(22)が共演する木曜劇場『愛の、がっこう。』(フジテレビ系/毎週午後10時)の第4話が、7月31日に放送される。24日放送の第3話は、じわじわと盛り上がりを見せ、配信サービス・TVerのお気に入り登録数が62.6万(26日午後1時現在)と好調だ。
同ドラマは、私立ピエタス女学院高等学校現国教師・小川愛実(木村)と、文字の読み書きが苦手なホスト・カヲル(ラウール)が、大きな隔たりを越えて惹かれ合うラブストーリー。脚本・井上由美子氏、演出・西谷弘氏という、14年放送の話題作『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』(同局系)スタッフが本領を発揮している。
第3話は、カヲルが想像以上に書くのが苦手なため、彼が幼い頃に好きだったと話していた鉄道の本を使い、愛実は根気強く指導する。親友で報道番組デスク・百々子(田中みな実/38)は、歌舞伎町ホスト殺人事件の取材のため、カヲルから話を聞く予定だと愛実に話すが、愛実は文字を教えるために会っていることを思わず隠してしまう。
後日、いつもの屋上で愛実が赤いシャープペンシルをプレゼントすると、カヲルは仕事について話をし、さりげなく店に誘う。しかし、愛実が断るとカヲルは態度を一変させ、「つまんねー女」と一蹴。ショックを受けた愛実は立ち去るが、これは、愛実を怒らせたのちに、優しくするというカヲルの作戦で……という展開。
また、愛実の父・小川誠治(酒向芳/66)と交際相手・川原(中島歩/36)、親友の百々子、カヲルの母・奈央(りょう/52)など、出てくる人物たちが誰もまともではなく、クズな面が明かされた回だった。
X上では、《単純な「純愛」の物語ではないのが面白い。世の中の問題点や希薄な人間関係が痛烈に描かれていてゾッとする場面が多々ある》《愛実とカヲルが惹かれ合う過程が丁寧だし、しかも現代社会の問題が説教臭くなく自然と織り込まれてて脚本が良過ぎる》など、多くの称賛の声が寄せられていた。