■前身番組『ポップUP!』も年末に終了

 前出のワイドショー関係者は続ける。 

「秋以降も継続が決まっていたなかでオンラインカジノ騒動が勃発してしまい、『ぽかぽか』は問題視されるようになっていったと。ただ、フジテレビ内でも、『ぽかぽか』をずっと続けるわけにはいかない、となっているといいますね。

 フジテレビの清水賢治社長(64)は、中居氏の女性トラブルの引き金ともなった編成局とバラエティ制作部門の解体・再編を進めると宣言しましたが、『ぽかぽか』を制作しているのがバラエティ部門でもありますからね。

 現在のフジテレビ上層部は、バラエティ制作が作る番組『ぽかぽか』には信頼がないわけです。ただ、秋改編での終了はないと。それでも、トラブルに対して適切な対応ができずに会社に大損害をもたらし、フジテレビから提訴される可能性が高い港前社長の肝いり番組で、オンカジ問題の震源地とも言われる『ぽかぽか』が、何事もなかったように今後も続いていくことはありえない。

 10月でなければ、通常はその翌年の春、4月改編でということになりますが、同番組を巡っては、年内で終了する可能性もゼロではない、ともささやかれていますね……」

『ぽかぽか』の前身番組である情報番組『ポップUP!』も視聴率が低迷し、22年12月23日をもって終了している。

「とても多くの問題を抱えている番組ですし、それを来春まで普通に続けるのは“企業としてどうなのか”と見られてしまいかねないのかと。

『ぽかぽか』は視聴率も非常に厳しく、たとえば7月18日は世帯視聴率2.1%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率1.1%。これはテレビ東京を除く主要民放キー局では最下位です。

 ただ、『ポップUP!』のときから同枠は数字が取れていなかった。ですので、MCのハライチ神田愛花さん(45)に大きな非があるわけではないでしょう。

 そして、“フジテレビ側の要因”で番組が打ち切られるのであれば、ハライチや神田さんに代わりの番組を用意したり、別の番組にレギュラーとして起用することになるのではないでしょうか。

 今後、『ぽかぽか』ではそういった動きが加速していくと見られていますが、同番組は月曜から金曜の帯番組ですからね。大人数のスタッフが携わっていることもあり、すぐに終了させることもできないですよね。ただ、年末まで約5か月あれば……いずれにせよ、多くの問題を抱えている『ぽかぽか』は、遅かれ早かれ終了することになると関係者の間では話されていますね」(前同)

 22年9月、港前社長は定例会見で、《生放送の楽しさ、視聴者が自分も参加している感覚などいろいろな『楽しい』が盛り込まれた生放送を実現するべく企画準備中です》と4か月後に始まる『ぽかぽか』(23年1月スタート)について熱い思いを語っていた。それから約3年――まさかこんな事態になるとは、全く想像できなかっただろう。