香港で、女性へのわいせつ侵犯罪で起訴されている日本の人気ダンスボーカルグループ・ONE N‘ ONLYの元メンバー・上村謙信(26)について、7月30日、31日に香港の西九龍治安判事裁判所で審理が行なわれた。
上村を巡っては3月1日、香港でファンミーティング後に打ち上げを行なった飲食店で、通訳の女性にわいせつな行為をした疑いが持たれていた。上村と女性はこの日、初めて会ったといい、翌日、女性はソーシャルワーカーに付き添われて香港の警察に被害を届け出たという。
トラブルを受け、ONE N‘ ONLYの公式サイトは《メンバー上村謙信の重大なコンプライアンス違反が判明いたしましたため、本日3月4日付にてグループの脱退及び、株式会社スターダストプロモーションとのマネジメント契約を解除しましたことをお知らせ致します》と発表した。
4月15日の初公判は、約170席ある傍聴席はファンと思われる女性で埋まり、それでも傍聴希望者を収容できなかったため、別室も開放された。同日の公判で上村は、罪について「認めません」と日本語で明確に否認した直後、感情が高ぶったのか泣き崩れたと現地メディアが報じていた。
今回の公判の模様も現地メディアや通信社で報じられており、同裁判には香港、中国、日本から数百人のファンが列をなし、法廷の316席は満席だったという。
7月30日の審理では、隣に座ってきた上村が何度も左太ももを撫でたと女性側は主張。上村はテーブルの下で携帯電話を出し、連絡先を交換するよう要求してきたという。さらに翻訳ソフトを通じて「一緒に外のトイレに行かないか」と尋ねたとされる。女性は一緒に行くことは固辞したという。
31日は上村側の証人としてイベント主催者が出廷し、証言。事件当日、イベント主催者からは女性には異常な反応は見られなかったという。それで後日、女性の訴えを聞いて驚いたと語ったという。
「上村さんは一貫して容疑を強く否定していますよね。次回は8月13日で、そこで判決が下されるようです。双方の主張は食い違っていますが、上村さんが無罪を勝ち取れるのか、判決の行方を多くのファンが注視していますよね。
日本からも多数のファンが現地を訪れたといい、そして、現地の上村さんファンも多く傍聴に来ていたようです。法廷に入れなかった人は、4月と同じように開放された別室でリモートで裁判の様子を見ていたといいますからね。
そして、ファンだけでなく、日本の芸能界・テレビ界もこの裁判に注目しているんです。そもそも、3月1日に香港で行なわれたファンミーティングというのは上村と本島純政さん(20)がダブル主演を務めたドラマ『未成年〜未熟な俺たちは不器用に進行中〜』(読売テレビ/24年11月~25年1月)のファンミ。
『未成年』は男性同士の恋愛が描かれる、いわゆる“BLドラマ”で上村と本島さんのキスシーンも話題になりましたが、日本のBLドラマは日本国内にとどまらず、海外でも人気でさらに市場も広がっていくと言われているジャンルなんです」(スポーツ紙記者)