春の改編期を前にダウンタウン松本人志(59)と元SMAP中居正広(50)の冠番組『まつもtoなかい』(フジテレビ系)や、元NHKアナウンサー・武田真一(55)と南海キャンディーズ山里亮太(45)、黒田みゆアナウンサー(24)による朝の情報番組『DayDay.』(日本テレビ系)など、新番組の情報が続々と発表されつつある。

「始まる番組があれば終わる番組もあります。そして今度の改編でまたしてもさまぁ~ずの番組が終了することが決まっています。その番組が『7つの海を楽しもう!世界さまぁ〜リゾート』(TBS系)ですね」(お笑いプロ関係者)

 さまぁ~ずの大竹一樹(55)と三村マサカズ(55)がMCを務める『世界さまぁ〜リゾート』(日曜午前0時~0時30分)は、2013年4月にスタートしたバラエティ番組。世界のビーチリゾートの情報をVTRで紹介するという番組で、主に現地の女性がリポーターとなって、たどたどしい日本語で当地の魅力をアピールする。

「コロナ禍で海外取材が難しくなったこと、さらに視聴者も海外旅行になかなか行けなくなったことが番組が終了する大きな要因の1つでしょうが、それと同時に民放各局の“コア視聴率偏重”がさまぁ~ずに暗い影を落としていると言えそうです」(前同)

※画像は『7つの海を楽しもう!世界さまぁ〜リゾート』の公式ツイッター『@sekaisummer』より

■民放の「コア視聴率偏重」でさまぁ~ずのレギュラーが激減か

 コア視聴率とは、13~49歳の男女(ファミリー層)の個人視聴率を指す。消費活動が活発で、商品購買意欲の高い視聴者層で、スポンサー企業や広告代理店がテレビCMを出稿する際の指標の1つとなっており、民放各局は世帯視聴率以上にコア視聴率を重視する傾向にある。

「コア視聴率を持っているのはジャニーズタレントや千鳥かまいたちといった中堅芸人。年長組ではダウンタウンさん、有吉弘行さん(48)、マツコ・デラックスさん(50)などの番組が高い視聴率を取っており、各局から重宝されています。

 一方、さまぁ~ずはもちろん面白く、お笑いファンなら彼らの魅力をよく理解してはいます。ただ、2人とも50代で、最近は減ってきたものの、時代に即さないセクハラ発言も目立つといった要因も重なったのか、ここ数年で心配になる勢いで仕事を失っていますよね」(同)