俳優の高石あかり(22)がヒロインを務める2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』(9月29日~)の公式SNSが8月6日までに更新され、出演がアナウンスされていた俳優の池脇千鶴(43)の近影が紹介され、そのビジュアルに驚きの声が寄せられた。

 同作の公式SNSでは連日、「ばけばけ人物紹介」と題して出演者と役柄を紹介。池脇は、ヒロイン・松野トキの母親・松野フミ役を演じることに。

 公式SNSでは《トキの母。出雲大社の上官の家で育ち、出雲の神々の物語や生霊・死霊の話、目に見えないモノの話に詳しく、トキにもよくお話を聞かせてあげる。トキのお話好きはフミ譲り。トキの幸せを誰よりも願っている。時代の変化に戸惑いながらも、内職で家計を支えるしっかり者で、トキと松野の男たちを優しく見つめる》とその人柄を説明している。

 淡い桃色の着物に日本髪でニッコリと微笑む池脇の姿に、

《明治の品の良さそうなお母様ですね》
《優しそうな人ですね》
《お母さん役で朝ドラカムバックですね!嬉しいです》
《ヒロインをやった方が母親として戻ってくるの、感慨深いなぁ》

 などの称賛が寄せられた。また、

《池脇千鶴さん役作りすごいな!》
《私の中ではいまだに若い頃の可愛いイメージだから一瞬びっくりしちゃう笑》
《池脇千鶴さんが最近ではすっかりお母さん役が定番になってしまわれて、何か安達祐実さんより衝撃を受けてます。去年か一昨年のドラマで小肥りの不気味な中年女性を演じられてて吃驚した》
《水沢アキさんに似てきた?!》

 などと、池脇のビジュアルに驚きの声が上がった。

「池脇さんは2001年後期の朝ドラ『ほんまもん』でヒロインを務めてブレイクしましたが、24年ぶりに母親役で朝ドラにカムバックすることを感慨深く感じるファンも少なくないようです。当時はヒロインでしたが、『ばけばけ』では母親役に。

 池脇さんといえば、その役作りに定評がありますが、『ばけばけ』では年齢を重ねた女性を演じるためなのか、顔は以前にも増してふっくらとしていてどこか安心感が伝わってくるビジュアルに仕上げている印象です」(テレビ誌編集者)

 池脇は、21年1月クール放送の『その女、ジルバ』(東海テレビ・フジテレビ系)で“しょぼくれたアラフォーOL”と“伝説の高齢ホステス”の1人2役を好演。

 ドラマに先駆けて放送された『クイズ!ドレミファドン!冬ドラマ豪華俳優陣が激突!新春SP』(フジテレビ系)に出演した池脇の姿に、

《顔がたるんでる》
《老けた》

 という声が上がったが、『ジルバ』では回を重ねるたごとにどんどん美しくなっていくという設定で、意図的な役作りだったということが後に明らかになった。

 事前に顔のケアをせず、姿勢も悪くして生活するなどわざと“エイジング”。話が進むにつれてどんどん綺麗になっていく主人公に合わせて序盤は“オバサン”に映るように調整していた、とドラマ関係者も明かしていた。

 同作での演技や役作りが高く評価され、池脇は21年6月に優れたテレビ・ラジオ番組や個人・グループを表彰する「第47回 放送文化基金賞」の番組部門の演技賞に選出され、《うだつの上がらない女性から徐々に変貌して光り輝いていく過程の表現力は驚愕すべきものがあった。この作品のインパクトは彼女の演技力によるところが甚大》と絶賛された。