■一度見たら忘れない、自由でインパクト大な二階堂の私服
2022年7月、二階堂はファッション誌『VOGUE JAPAN』の公式YouTubeチャンネルで『二階堂ふみの服への愛とこだわりがたっぷり詰まった、1週間コーディネート。 7Days, 7Looks』という動画で、1週間分の私服コーディネートを紹介していた。
たとえば、月曜日のコーディネートは「打ち合わせからそのままお祭りに行けちゃうルック」と題して、鯉口シャツとショート丈のステテコにロングジャケットを羽織り、ヴィーガンレザー(本革に似せて作られたフェイクのレザー)のハイヒールサンダルという“外し技”を組み合わせたコーディネート。さらに母からもらったプラダのバッグというこだわりのアイテムで、一見オフィス街にいても違和感のない出で立ちだが、ジャケットを脱ぐとそのままお祭りに行けるというスタイルだ。
「愛犬とお散歩ルック」だという火曜日のコーディネートでは、前面に大きなロブスターのイラストが目を引く、ヴィンテージの白いオーバーオールを着用。腰には犬用の折りたたみ式水入れなどのグッズをぶらさげ、大きなポケットには犬用のロブスターおもちゃを入れるなど、まさにお散歩に特化したコーディネートだ。
さらにインパクト大なのが、木曜日の「夜遊びディナールック」。パンツルックの黒いセットアップに、編み物アーティスト「編み物☆堀ノ内」の作品で一目惚れし、オーダーしたという横山やすしの顔が大きくあしらわれたノースリーブのニットを合わせている。この“やっさんニット”がいちばんのお気に入りとのことで、二階堂は「これでディナーに行って、2軒目も行って軽く飲んで、気持ちよく酔っ払いたい」と話す。
また日曜日は「ぶらり下町ルック」。胸に富士山と龍の刺繍がほどこされた白い和柄のシャツとベルボトムのデニムという上下古着のスタイルに、足元は下駄。肩から提げたバッグは、岐阜県の社会福祉事業団ワークサポートみやこのブランド「凸凹」によるもので、黒地に赤い文字で「断る」と書かれている。そんな彼女の奇抜な服装を女性ファッション誌編集者が解説する。
「どのコーディネートもかなりのこだわりが詰まったもので、なおかつインパクトも強いのですが、違和感なく着こなすのはさすが。動画ではチャイナドレスも私服として披露しているのですが、二階堂さんにはピッタリで何の違和感もない。
高級ブランドのアイテムもありますが、古着やヴィンテージもの、母や祖母から譲り受けた持ち物なども多く取り入れているほか、ヴィーガンレザーやリサイクル素材を使っているアイテムや、障がいを持つ方の支援事業として作られたバッグなど、環境や福祉といった社会問題に関心を持つ二階堂さんらしさが表われています」
動画には、《個性があって流行に左右されない拘りが見えて凄く見てて楽しかったです》《本当に服を楽しんでるって感じ》《ひとつひとつストーリーがあるところもさすが》など、自分らしさを貫く二階堂のスタイルには称賛コメントが相次いでいた。
過去には、たびたび熱愛ショットを撮られてきた二階堂。その時のファッションはというと――。
「2013年には『FRIDAY』(講談社)が二階堂さんと俳優・新井浩文(46)さんのデート現場をスクープしています。当時18歳だった二階堂さんは、黄色いチェックのワンピースにデニムジャケットという姿でした。
17年3月には再び『FRIDAY』がモデルで映像作家の米倉強太氏との2ショット現場をキャッチしていて、このときは茶色のロングコートに黒いロングスカート、黒いニット帽とメガネというシンプルなスタイルでしたね。
いずれも地味めでしたが、全身真っ赤なカズレーザーさんとのデートなら、個性的なファッションセンスを思う存分解放できるのかもしれません。自分の自由なスタイルを抑えなくていいという意味で、相性抜群なのではないでしょうか」(前出の女性誌ライター)
こだわりが強い二階堂とカズレーザー。今後の結婚生活にも注目が集まりそうだ。