■過去にはヒゲを伸ばしたり「賞味期限切れ」に悩んだことも

 もっとも、回想シーンでの“証券マン時代”の柏木は“現在”よりも少し痩せていたことから、

《あの浮腫みは辞表後にストレスで太ったという役作りだと思ってる》
《柏木のルックス、会社辞める前と辞めた後で肉のつき方が少し違うからあの太り方は役作り?》

 など、千葉による役作りを指摘する声もある。

「千葉さんは20歳で俳優デビュー。圧倒的な小顔とキュートなルックスから“可愛い男子”の代表格として扱われることも多かったですよね。今もそうした感じを求める声も多いですが、もう16年もキャリアを重ねて現在は36歳。40歳も見えてきたところで、より演技力や幅も求められてきます。

 千葉さん自身も、立ち位置に悩んでいることをたびたび明かしています」(前出の女性誌編集者)

※画像は千葉雄大の公式インスタグラムより

 千葉は昨年11月放送のトークバラエティ番組『あちこちオードリー』(テレビ東京系)に出演。自己申告した悩みを占い師に言わせる「自作自演占い」のコーナーで、「“可愛い”の賞味期限はもう切れていると思っている」と、本音を吐露。オードリー若林正恭(46)が「ヒゲを生やしたらどうか」と提案したところ、コロナの自粛期間中に試した、とも明かしていた。

 また、千葉はコロナ禍前の2017年にも、配信旅番組『男子旅』(Dlife)のBlu-ray発売記念トークショーで、「最近、挑戦したこと」として休暇中にヒゲを伸ばしたことを明かし、「新たな一面が分かって、そういう(ヒゲを伸ばした)役が来ないかな」と語っていたことも。

 芸能プロ関係者は言う。

「千葉さんは、俳優としての次のステップを模索しているタイミングなのかもしれませんね。それが、今回出演した『大追跡』でのビジュアルの変化にも現れているのかもしれません。

 役に合わせて見た目、体型を変化させることは簡単なことではない。でも、それをやる俳優もいる。たとえば、鈴木亮平さん(42)はガリガリになったり、逆に巨漢になったりと作品ごとに別人級にボディメイクをすることで有名ですよね。女優でも、池脇千鶴さん(43)は役によってとことん老け込んだり、太ったりと変幻自在。

 CMなど他の仕事もあり、皆ができることではないでしょうが、作品にリアル感が増し、クオリティが高まりますよね。千葉さんも今後、そうした俳優になっていくのかもしれませんね」

 過去には、“20歳なのに飛行機でCAに子どもだと間違われてお子様グッズまで貰った”というエピソードもあり、奇跡的な可愛いルックスの持ち主である千葉。36歳の今、役者としての新境地を迎えつつあるようだ。