世界最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット106」(コミケ106)が、8月16・17日に東京ビッグサイトで開催される。コロナ禍による中止や規模縮小もあったが、人気は衰えず、近年は1日あたり13〜14万人ほどが来場する大盛況ぶり。昨年12月に開催された「コミケ105」では2日間で30万人が来場し、今回もかなりの来場者が見込まれるが、例年、問題になるのは「暑さ」と「におい」だ。

 全国各地で記録的な暑さとなっている今年の夏。8月5日には群馬県伊勢崎市で、国内での観測史上最高気温となる41.8℃を記録した。多くの来場者で混雑するコミケ会場内はより高温多湿な状況となり、熱中症リスクとともに深刻なのがかねてから言われている“激臭問題”だ。

 来場者たちの体や衣服から発するにおいが毎回話題となっているのだ。これまでも、会場付近の駅の利用者による《電車内がいつもと違う異臭がする》といったSNSの書き込みが話題になったり、過去には近隣住人から苦情が出たことを伝えたメディアもあった。

 これは今や「激臭」とも表現されるようになったが、そうしたなか、コスプレイヤーのえなこは8月5日、自身のXにて「お風呂啓発ポスター」なるものを公開。《夏なのでお風呂啓発ポスター作りました コミケで頒布するのでお風呂に入ってから来てね! #C106新刊》というメッセージを添えて投稿されたのは、ベージュの水着を着たえなこが銭湯らしきお風呂に浸かっているポスター画像。

《シャワーだけでもいい 少しだけ面倒な日も ちょっと勇気を出して お風呂に、入ろう。》
《「入らない理由を探さないで」》

 などのキャッチコピーとともに、入浴を推奨している。

「えなこさんは“におい”という言葉こそ使っていませんが、コミケのにおい問題を解決するために“入浴啓発”をしているのは間違いないでしょう。

 えなこさんは昨年の夏コミ前の時期も、Xやインスタグラムに《お風呂に入ろうっ》《まだお風呂入ってないの〜?》といったメッセージとともに、自身の入浴している写真を公開しています。さらには《コミケ始まるまでお風呂布教していくぞ》といった投稿もあり、夏コミ前のえなこさんのお風呂啓発はもはや恒例行事とも言えますね」(ITライター)