■『イッテQ!』に『鬼レンチャン』……バラエティ超激戦区で『せっかくグルメ』が大健闘

 8月10日の『せっかくグルメ』では、日村が北海道の釧路と帯広で絶品グルメ探しを敢行。釧路では海鮮丼、帯広では豚丼や当地のソウルフードとして知られる鶏めしに舌鼓をうった。

「8月10日のコア視聴率も3.4%と高かった。日曜の19~21時台といえば、日本テレビでは『ザ!鉄腕!DASH!!』に『世界の果てまでイッテQ!』、フジテレビでは『千鳥の鬼レンチャン』がやっていて、バラエティの超激戦区でもあります。その時間帯でも『せっかくグルメ』は毎週のように高い数字を取るんです。

 TBSの番組では、ネプチューンがメインですがバナナマンの活躍が目立つ『ジョブチューン』も8月9日はコア3.5%と横並びトップでした」(前出の民放キー局関係者)

 バナナマンがMCを務める『沸騰ワード10』(日本テレビ系)もコア視聴率3~4%をコンスタントに取る人気番組だという。

「有吉さん、マツコさん、バナナマンの3者に言えるのは、高い数字の番組を複数持っているということですね。

 そんななかで有吉さんは『NHK紅白歌合戦』の司会を2023年と24年、2年連続で担当するなど、今やタレントの頂点に君臨したとも言えそうですよね。

 マツコさんは、本人も多数のCM契約を抱えていますが、冠番組には大手クライアントが“どうしてもCMを出稿したい”と列をなしているほどですからね。それだけマツコさんの番組は人気で影響力を持っているんです。

 また、バナナマンは特にTBSに大貢献している。TBS内では“バナナマンに何かスキャンダルが出たらうちのバラエティは終わり”と話されるほどですからね」(前同)

 バナナマンは『せっかくグルメ』をはじめ、『バナナマンの早起きせっかくグルメ!!』『ジョブチューン』『バナナサンド』とTBSに4本のレギュラー番組を抱えているほか、設楽はピンで『クレイジージャーニー』にも出演している。

「24年の年末から25年年始のTBSは“バナナマン尽くし”でした。24年12月29日18時から3時間にわたって『バナナマンのせっかくグルメ!!年末SP』が、25年1月1日午前5時から『バナナマンの早起きせっかくグルメ!!元旦SP』が、1月2日17時から『バナナマンのせっかくグルメ!!新春SP』が4時間にわたって放送されました。

 とにかくTBSのバナナマンへの依存度は高いんです。それだけ彼らが人気で数字を持っていて、特に『せっかくグルメ』というコンテンツが強いということですよね」(同)

 ダウンタウンがコンビでそろわないなか、地上波テレビのバラエティにおいては、有吉、マツコ、バナナマンによる“視聴率3強時代”がしばらく続いていきそうだ。