芸能界を知り尽くす山田邦子が、昭和・平成・令和のあの人との思い出”を語るコラム。ゆかりのある芸能人との裏話や舞台裏を通じて、芸能界の今昔を浮き彫りにする。
私は1981年にデビューしましたが、80年代といえばアイドル黄金時代。この頃にデビューしたアイドルは、現在も活躍されている人が多いですよね。
平成以降はグループが多いけど、80年代はソロが中心でした。それだけ実力があったんでしょう。「かわいいだけじゃダメ」だったんです。
松田聖子ちゃんは1年早い80年デビューでしたが、一緒にコントをやったり、トークをしたり、たくさん思い出があります。私の同期はシブがき隊、中森明菜ちゃん、松本伊代ちゃん。
「日本有線大賞」の新人賞には私を含めた4組がエントリーされて伊代ちゃんが大賞を受賞。伊代ちゃんが『センチメンタルジャーニー』を歌う後ろで、明菜ちゃんと「残念だったね」と話したことを覚えています。
ただ、あの頃はヤッくん(薬丸裕英)と石川秀美ちゃんが付き合っていたなんて知らなかったな〜(笑)。当時は水泳大会といった泊まりの仕事で、友達が橋渡し役になって交際に発展することが多かったみたいね。
結婚して引退した秀美ちゃんとハワイで会ったときは、あの頃のままでビックリしちゃった。アイドルって年を取らないんだよね。私たちとは違ったものを食べているのかしら!?