歌手で俳優の福山雅治(56)に関する報道が、世間を騒がせている。元タレントの中居正広氏(53)の女性トラブルを巡り、フジテレビなどが設置した第三者委員会の調査報告書内に匿名で登場していた《有力番組出演者》が福山であることが、8月18日発売の『女性セブン』(小学館)で報じられ、大きな話題になったのだ。

 第三者委員会の調査報告書では、フジテレビが《ハラスメントに寛容な》企業体質で《不適切な会合》が繰り返し行なわれていたことが指摘されたが、福山がその不適切な会合に参加していたという。

 当時、フジテレビの専務だった大多亮氏(66)が《懇意にしている特定の男性有力番組出演者との会合に女性アナウンサーや女性社員を同席させていた》といい、《当該会合における大多氏や当該番組出演者の会話がいわゆる下ネタ的な性的内容を含んだものであった旨述べる者も多数おり、不快であった旨述べる者もいた》と報告書にはあった。

 この《男性有力番組出演者》が福山だったことが今回明らかになったわけだが、2005年から年1~2回ほどの頻度で開催されていた大多氏主催の会合には毎回複数の女性アナウンサーが同席し、少なくとも19人が参加していたとされる。

『女性セブン』の取材にインタビューの形で応じた福山は《深く反省しております。言った側にそのような意図がなかったとしても、受け取る側が不快に思われることがあるということを、繊細に感じ取るべきでした》と真摯に謝罪をしている。

 同日、福山はXを更新して『女性セブン』の取材に応じたと報告するとともに、《所属事務所とも慎重に協議を重ねてきた結果、関係者に対しての詮索、特定、誹謗中傷が発生する可能性を鑑み、自ら名乗り出るべきではないと考え、こちらからの発信は控えておりました。詳細につきましては当該誌面をご確認ください》などと説明した。

「フジテレビ問題の発端となった中居氏、次いでとんねるず石橋貴明さん(63)も過去、女性局員に対してハラスメント行為があったことが明らかになり、そして、今回の福山さんで名前が明らかになった芸能人は3人目。

 そんななか、舞台となったフジテレビ内では福山さんの件がどうとらえられているかというと――実は、そこまで話題になっていないそうです。中居氏のトラブルが発覚したとき、そしてその後、中居氏サイドが動いた際には大きな騒動になったといいますが、今回は全くそういう感じはないといいます」(広告代理店関係者)