8月12日、なかやまきんに君(46)の個人事務所のスタッフだった飯尾雄一容疑者(51)が詐欺の疑いで逮捕された。会社の資金800万円をだまし取ったといい、きんに君は公式サイトで「信頼していた元スタッフがこのような行為に及んだことに僕自身大変ショックを受けております」というコメントを出している。
どの会社でも人材採用は難しいものだが、きんに君はなぜ、飯尾容疑者を“仲間”に迎え入れたのか――。
きんに君は2021年末に吉本興業を退所し、現在は2020年10月に設立した個人事務所「株式会社333(ササミ)」の代表取締役を務める。個人事務所になってからもその活躍は八面六臂、24年には20社以上とCM契約を結び、最近でも8月18日、ケンタッキーフライドチキンの“CTO(Chief Tamago Officer)”としてたまご関連商品の研究開発および広報活動担当者に任命されるなど、絶好調だ。
詐欺容疑で逮捕された飯尾容疑者は24年4月、自身が運営する通販サイト事業で必要だという理由で、きんに君の会社から800万円を“借金“。その後、音信不通になったため、きんに君が被害届を出していたという。
忙しい個人事務所ではどうしても事務まわりなどでスタッフが必要になるものだが――実は、飯尾容疑者は過去にも金銭トラブルを起こしていたのだという。ワイドショーデスクは言う。
「飯尾容疑者は実態のない事業でお金を集めて逃亡するという手口を繰り返していて、昨年8月発売の『週刊文春』(文藝春秋)では、“きんに君プロデュースのプロテインの製造資金”だとして10人ほどの出資者から総額3億円ものお金を集め、失踪したことが報じられています。
さらに、飯尾容疑者はその4年前にもクレジットカード決済代行会社への出資によりキャッシュバックが受けられるという詐欺話を持ちかけていて、金をだまし取って姿を消したと複数のメディアに報じられていました。ちなみにこの時、被害総額は30億円とも言われました」
長年、詐欺行為を繰り返してきたと見られる"いわくつき”である飯尾容疑者の前歴を、きんに君は全く気づかなかったのだろうか――。飯尾容疑者を雇うことになった経緯について、株式会社333を直撃した。