■朝ドラ『あんぱん』では河合優実・蘭子と良い雰囲気に……
ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』は「JRA(日本中央競馬会)賞馬事文化賞」受賞作でもある早見和真氏の同名小説が原作。元税理士・栗須栄治(妻夫木)を主人公に、競馬に関わる人間たちの夢と情熱に溢れた20年間が描かれる。撮影はJRAが全面バックアップし、馬主、調教師、騎手なども協力して、実際の競馬場でも撮影が行なわれる予定だという。
「妻夫木さんにとって、『ザ・ロイヤルファミリー』は、『Get Ready!』(23年1月期)以来2年ぶり4回目となる日曜劇場主演作。
シナリオに厳しい声が寄せられた『Get Ready!』の全話平均世帯視聴率は9.4%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と1桁台にとどまり、しかも最終回は6.4%という、高視聴率ドラマ枠として知られる日曜劇場とは思えないほど低い数字でした。野球の世界大会『2023ワールド・ベースボール・クラシック』の1次ラウンド「日本対オーストラリア」戦(テレビ朝日系、世帯43.2%)が同日同時間帯に生中継されていたから、という事情はありましたが……。
『ザ・ロイヤルファミリー』はJRAの全面バックアップで特別な映像が撮れるでしょうし、高いクオリティを誇る日曜劇場枠のドラマですから、妻夫木さんは絶対に失敗できないでしょうね」(前出の芸能プロ関係者)
8月21日には、妻夫木演じる栗須に深く関わる人物として佐藤浩市(64)と松本若菜(41)が出演することが発表された。
「佐藤さんといえば、映画でも主演を張る大御所。松本さんも『わたしの宝物』や『Dr.アシュラ』(ともにフジテレビ系)など、最近は主演として連ドラに引っ張りだこ。さらに、まだ発表はされていませんが、Snow Manの目黒蓮さん(28)が出演するとも報じられていますからね。事前情報を聞く限り、かなりの大作になりそうです。
そんななか妻夫木さんは、現在放送中のNHK連続テレビ小説『あんぱん』での元軍人の八木信之介役が大好評。サンリオの創業者がモデルのひとりだと見られていますが、戦争編では北村匠海さん(27)演じる嵩が理不尽なリンチを受けないように気を回してくれたりと優しい人物。その時は頬がこけ、痩せていましたが、3週間に及ぶ減量をして役作りに臨んだといいます。ここにきて、河合優実さん(24)演じる主人公の妹・蘭子といい雰囲気に……。
『あんぱん』での大活躍もあって、あらためて評価が高まっている今の妻夫木さんには“流れ”がきていると言えるでしょう。さらに製作費25億円の超大作『宝島』と『ザ・ロイヤルファミリー』をヒットに導き、俳優としてより上の存在になっていってもらいたいですよね」(前同)
妻夫木が主演を務める秋の注目作・映画『宝島』と連続ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』は“国宝級”の高い評価を得られるのだろうか――。