■リピート放送の変化にも視聴者沸騰

 甲斐(成宮)の逮捕後には、反町隆史(51)演じる冠城亘がseason20(2021年10月期)まで4代目相棒を務め、season21(22年10月期)からは、初代相棒の亀山(寺脇)が5代目相棒として復帰し、現在まで活躍中だ。

 そういった劇中での扱いに加えて、16年12月には、成宮が芸能界から引退をしてしまったのだ。彼に違法薬物の使用疑惑が報じられてしまったことがきっかけで、本人は報道内容を完全否定したものの、直後に引退。それにより、甲斐の再登場は長らく絶望視されていた。

「そんな成宮さんでしたが、昨年9月に芸能界復帰が報じられ、今年3月27日配信の主演ドラマ『死ぬほど愛して』(ABEMA)にて、8年ぶりに俳優業復帰を果たしましたよね。

 最近も、7月16日に自身のインスタグラムで映画の撮影に参加していたことを感じさせる投稿をしていました。一部で報じられていた、田中圭さん(41)の“代役出演”の作品かも、という声もあります」(前出の女性誌編集者)

 田中は6月クランクインの映画に出演予定だったが、4月24日と5月8日発売の『週刊文春』(文藝春秋)に永野芽郁(25)との不倫疑惑が報じられた。一部報道では、その影響で田中サイドが出演を辞退し、成宮が同役を引き継いだと伝えられている。

「そうした話に加えて、このところ『相棒』リピート放送(再放送)での“変化”もあります。これも、成宮さん演じる甲斐の復活が近いのかも、とファンが期待する理由の1つとなっていますね」(前同)

 テレビ朝日は『相棒』など自局の刑事ドラマをよくリピート放送していることで知られるが、前述の“甲斐のラスト回”「ダークナイト」の放送には消極的だと見られていた。

 CS放送の「CSテレ朝チャンネル」では7月31日までseason13のリピート放送を行なっていたが、《※最終話「ダークナイト」の放送はございません》と明記し、やはり同回が放送されることはなかった。

 そのため“『相棒』において黒歴史なのでは……”などとも言われていたが、8月20日に関西ローカルの系列局・朝日放送にて、「ダークナイト」が放送された。放送日がseason24発表の直前だったこともあり、

《今迄 再放送が無かった 相棒シーズン13の最終話「ダークナイト」が関西地区で放送されました!!甲斐亨役の俳優 成宮寛貴さんが新シリーズに出演するのを期待しています》
《再放送って今まであった?成宮くんが復帰したから再放送できるようになったんかな?》
《このタイミングで相棒『ダークナイト』再放送か… 新シーズン期待していいんかな?》

 といった、期待の声が寄せられている。

「『ダークナイト』は完全な“欠番回”ではなく、過去にも名古屋テレビなどで再放送されたことはあります。ただ、やはりタイミングがタイミングだけに、ファンは期待したくなるものですよね。

 また『相棒』では、初代相棒の亀山を復活させたり、過去作のキャラが再登場する回が増えたりと、物語が大団円に向けて動いているフシもある。“オールスターキャスト”による劇場版が計画されている、といった話もあるだけに、成宮さん演じる甲斐の再登場を願う声は、これからも増え続けるのではないでしょうか」(同)

 成宮は3月22日発売のエンタメ誌『JUNON』(主婦と生活社)で俳優業復帰について語った際には、

《みなさんがまた『相棒』に出てほしいと思ってくださってるのも知ってます(笑)。水谷豊さんは大好きな尊敬する俳優さんなので、いつかご一緒できるように頑張ります》

 と、コメントを寄せている。「いつか」は、“すぐ”なのかも――。