■「過去も含めて“生き様”としてタトゥーを見せていく姿勢」

 8月8日発売のファッション誌『GINZA』(マガジンハウス)9月号の表紙を飾ったあいみょんだが、左腕の二の腕にタトゥーが入っていることが明らかになり、

《あいみょんタトゥー可愛いじゃん!》
《タトゥー入ってんのカワイイ》
《タトゥー、シールであってくれ》
《あいみょんがタトゥーか…って思うのは古いんやろうけど、私はやっぱりしてほしくなかった 悲しいよ》

 など賛否、さまざまな声が上がった。

「数年前からファンの間ではあいみょんさんがタトゥーを入れていることは知られていました。2021年のファングッズでは、ライブやフェスで貼って楽しむものとしてタトゥーシールも販売していたぐらいです。

 ただ、SNSの投稿やライブの場であいみょんさんのタトゥーがちらりと覗くことがあり、シールなのか本物なのかファンの間でも意見が飛び交っていたのですが、デザインが長らく変わらないことから“本物説”が広がり、『GINZA』の表紙でファン以外にも広く知られるようになり、多くの意見が寄せられることになりました」(前出の女性誌編集者)

 芸能評論家の三杉武氏はこう語る。

「あいみょんさんはまだ若いですし、ラブソングや爽やかな楽曲を歌うイメージが強くて、熱心なファンではない人の中にはタトゥーが受け入れられないという人もいるんでしょうね。一方で浜崎さんは若い頃からタトゥーを入れていることが報じられていましたし、彼女自身の過去も含めて“生き様”としてタトゥーを見せていく姿勢もあるのかもしれません。

 ただ、それはあいみょんさんも一緒だとは思うのですが……やはりアーティストイメージとのギャップがあると受け入れ難いという人もいて、極端にタトゥーを嫌う人の声がSNSなどではより大きくなるのではないでしょうか。

 また、逆に隠すのもカッコ悪いと感じる人もいるはずです。“隠すぐらいなら入れるなよ”という意見もありますよね。どっちに転んでも批判されてしまうのですが、アーティスト本人は自らの思いを反映したタトゥーを入れているわけですから、それ自体を否定するのも可哀相ですよね。もちろん、仕事や立場によって賛否を呼んでしまうのは仕方がないことでしょうが」

 浜崎のタトゥーはファンから受け入れられているが、芸能人のタトゥーは今後も多くの意見を呼ぶことになりそうだ。

三杉武(みすぎ・たけし) 芸能評論家
早稲田大学を卒業後、スポーツ紙の記者を経てフリーに転身。豊富な人脈をいかし、芸能評論家として活動している。多くのニュースメディアで芸能を中心にしたニュース解説を行ない、また「AKB48選抜総選挙」では“論客”とて約7年間にわたり総選挙を解説してきた。