■芸能プロダクションは福岡県に目を向けている
ちなみに、両者が女優になった転機は、今田が“2016年(当時19歳)に、現事務所の社長がポスターを見て気に入り、スカウトされたから”。奈緒は“2015年(当時20歳)で上京し、脚本家・野島伸司氏が総合監修を務める俳優養成スクールで学んだから”である。
《幅広い役が演じられる女優になれたら。頑張って有村さん(有村架純)に続きたいです!》(今田美桜/2017年の『サンスポ』)
《映像のお仕事をさせていただいてるんですが、舞台は一回もやったことが無いので、舞台に出演してみたいです。夢は、お仕事で全都道府県を制覇したいです》(奈緒/2017年の『Deview』)
当時の2人はそんな初々しいコメントを残していたが、気づけば2人とも超売れっ子女優へと成長。以前から、業界内では“福岡はダイヤの原石の宝庫”と言われてきたが、2人の大活躍はそれにより信ぴょう性を与える形となっている。
「“博多美人”という言葉のとおり、福岡出身のタレントは非常に多い。“1000年に1度の美女”としてローカルアイドルから国民的女優に上り詰めた橋本環奈さん(24)も、当初は福岡の芸能事務所に所属していましたからね」(前出の芸能プロ関係者)
そのほかにも、4月18日からスタートする連ドラ『ホスト相続しちゃいました』(フジテレビ系)で主演を務める桜井ユキ(36)や、池田エライザ(26)に、井桁弘恵(26)、ベテランでは蒼井優(37)などなど、福岡出身の美人タレントを挙げたらキリがない。
「そんな福岡県を、大手芸能プロダクションが放っておくはずがない。今田さん、奈緒さんの2人が輝き出したこのタイミングであらためて、福岡に支社を構えて、スカウトに励んでいる大手プロも出てきていると聞こえてきています。いずれ第2、第3の今田さんや奈緒さんのような超美人かつ演技派の女優が、芸能界で大活躍する日も遠くないかもしれませんね」(前同)
関西よりさらに西の、福岡。そこに向かって今、芸能界は熱視線を送っている――。