■前代未聞の絶頂発表もすぐに炎上
“指示をした”加藤浩次は謝罪したが、実際に池に落ちたオードリーはどうだったかというと、この騒動について3月28日時点では、両者からはなんのコメントもない。
「騒動の翌日である3月25日に放送されたオードリーの冠ラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)では、春日さんからの謝罪の言葉があるのか注目されていました。
ですが、2時間の生放送中に1度もこの話題に触れることはなかったんですよね……」(前同)
この日の放送は、野球の話題を中心として、いつものようにフリートークが展開。
「“WBCのメキシコ代表のレフトはリトルトゥース(リスナーの愛称)なんじゃないか?”や、“(野球の)選手名鑑を見たら老眼で見れなかった”といった話を展開していて、完全に通常運転でしたね」(前同)
そんな2人の対応にSNS上でも
《全く触れねぇなwww若林ブチキレ聴きたかったんだがなw》
《あの件は触れないな…というか、他局だし加藤にも言及しないといけないだろうから触れづらいんだろうな》
《ダメだ。いつも通りに楽しんで聴けない。謝るなら早いほうがいいぞ》
と、“完全スルー”のオードリーの姿勢に肩透かしだと感じていたリスナーも多かったようだ。
この日の放送が“野球”中心になっていた理由は、WBC以外にもあった。オードリーの2人は、“人生の絶頂期”を迎えつつあったのだ。
「前週の3月18日の放送で、『オードリーのオールナイトニッポン』のイベントが来年2024年2月18日に、なんと東京ドームで開催されることが、東京ドームからの生中継という形で発表されていたんです。
前代未聞の東京ドームでの単独イベントということで、まさに史上最大の絶頂期を迎えているといっていいですよね。18日の放送で若林正恭さん(44)は、春日さんに対し念入りに“この1年問題起こすなよ”と頼んでいましたが、東京ドームの発表から1週間も経たずしての炎上となってしまいました。
25日のラジオでは、若林さんから“カリスマなんだから、ドームでやんだから。お前もそうだよ”という発言や、30万円の自転車を買った、というトークでは“リトルトゥースは(自転車を)盗むと思ってるから1番いい鍵を”といった発言もあった。
もちろんボケであることはわかりますが、問題になった騒動に一切触れず、こうした発言をしていることについて、批判的な声が上がってもおかしくはないですよね」(前同)
『スッキリ』は、3月31日に17年の歴史に幕を下ろすことがすでに決定している。
「番組終了となるこのタイミングで、気持ちが緩んでしまったのでしょうが、悪ノリが最悪の形で噴出してしまいましたよね。
27日、日本動物園水族館協会からは声明が発表され、“笑いやバラエティーは人間社会にとって必要なものでしょう。しかし、動物に対する敬いの気持ちを忘れて単に笑いの対象とするような行為は日動水として認められないものです。上述した動物への多様な配慮がなされていない番組制作に積極的な協力を行う意思は、これまでも今後も日動水ならびに日動水加盟園館にありません”と、かなり強い調子でテレビ番組全体への抗議という形になりましたからね。
春日さんもフリに応えた被害者かもしれませんが、渦中にいる当事者であることは確か。ラジオで一切触れないという対応について、いかがなものかと思う人もいるんじゃないでしょうかね」(前同)
これからあと1年、東京ドームでのイベントまでオードリーは、無事に乗り切れるのか? 今後の対応に注目が集まるーー。