■プロダクション移籍でよりアーティスト志向に
平手は2020年1月に欅坂46を脱退後、俳優・ソロアーティストとしての活動を開始。2022年にはBTSを手掛けた韓国の芸能プロダクション・HYBEの日本本社が設立した新レーベル「NAECO」に移籍した。しかし、23年10月期のフジテレビ系ドラマ『うちの弁護士は手がかかる』に出演したほかに目立った活動はなく、24年8月でNAECOとの契約は終了。
その後、同年9月にAdoが在籍する芸能プロダクション「クラウドナイン」の所属となると、これまでに5曲のデジタルシングルを発表。今年8月21日には、初のワンマンライブ『平手友梨奈 1st LIVE“零”』が、チケット料金0円の“投げ銭”形式で開催され、注目を集めた。現事務所の所属となってから、アーティスト活動が一気に盛んになっていると言えそうな平手だが、前出の音楽ライターが語る。
「平手さんはもともと欅坂46時代から、アーティストとして自分を表現することに積極的でしたが、今のプロダクションに移籍して音楽活動に軸足を置いたことで、やっと自分が思うような表現ができるようになってきたのではないかと思われます。タトゥーに関しても、それが本物であろうとシールであろうと、アーティストとしての自己表現の一種ということでしょう。
とはいえ、アイドル時代から長く見ている層にとっては、平手さんのビジュアルイメージの変化についていけない人もいる。だからこそ、賛否が入り乱れてしまうということでしょうね」
新曲『I'm human』のミュージックビデオは、平手の公式YouTubeで公開中。集団心理の恐ろしさを投げかけるという社会派のメッセージが込められたMVは、金髪ロングにパステルカラーの衣装をまとった平手が男女の友人たちと山奥に行き、穴を掘るというストーリー。ダークな曲調に合わせて徐々に不穏な空気が漂い、衝撃の展開に向かうなかでも、平手の右腕にタトゥーらしきものが確認できるシーンが含まれている。
「ただし、3月に彼女自身の公式Xで背中にリボンや王冠などが描かれたタトゥーを公開した際は、“これはシールでは?”といった指摘も多く出ていましたね」(前同)
平手のタトゥーは“本物”なのか、あるいは“シール”なのか。所属事務所に確認したところ、「大変恐れ入りますがこの件に関しての回答は控えさせていただいて