10月6日から、沢口靖子(60)が主演するフジテレビ系の新たな月9ドラマ『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』が放送される。9月8日に予告動画が公開され、11日にはメインキャストが発表されたりと盛り上がっているが、その内容が良くも悪くも話題となっている――。
『絶対零度』シリーズは、2010年4月期からフジテレビで断続的に放送されている刑事ドラマ。シーズンごとにメインとなる部署や登場人物が大きく入れ替わるのが特徴で、シーズン1(10年4月期)とシーズン2(11年7月期)の主人公は、上戸彩(39)演じる女性刑事・桜木泉だった。
7年ぶりの続編となったシーズン3(18年7月期)からは、主人公が沢村一樹(59)演じる元公安のエリート刑事・井沢範人となり、メインキャストも刷新。シーズン4(20年1月期)も沢村が主演を務めた。
そして、今回のシーズン5は沢口が主演。新主人公・二宮奈美(沢口)が、「情報犯罪特命対策室」を舞台に、高度な情報技術を悪用した“情報犯罪”に立ち向かう。予告では、二宮が「情報犯罪は犯人の顔が見えないから……」と冷静に話す場面や、真剣な表情で事件に挑む場面などが紹介されているのだが――。
「沢口さんの冷静な表情、予告でのキリッとした口調から、どうしても『科捜研の女』(テレビ朝日系)を連想してしまう視聴者が多いようです。『科捜研』は、25年にわたり放送されてきた、俳優・沢口靖子の代名詞とも言える作品ですからね……」(女性誌編集者)
『科捜研の女』は、沢口演じる榊マリコら京都府警科学捜査研究所の活躍を描くミステリードラマ。1999年10月21日にスタートしてから、現行連ドラ最多シリーズ記録を更新し続けている人気作として、24年7月期には25周年の節目となる『season24』が放送された。
そんな『科捜研』は、視聴率低下や制作費の高さなどを理由に、連ドラシリーズは『season24』で終了し、今後は2時間スペシャルドラマとしてコンテンツが続いていくともささやかれている。
そんな『科捜研』のイメージが強い沢口にとって、『絶対零度』は35年ぶりとなるフジテレビでの連ドラ主演作だが、『科捜研』を連想してしまう視聴者からの声は続々と寄せられている。
《フジテレビ版の"科捜研の女" やん!笑》
《絶対零度の予告編を見たけど、沢口靖子の語り口だけで科捜研を連想してしまう》
《せっかく沢口靖子主演の月9見れるんだから大人のラブストーリーとか見たかった。長年の科捜研のイメージとはまた違う姿を見たかった》
《科捜研の女がフジ版になっただけ?(苦笑)》
「沢口さんと“警察ドラマ”。この組み合わせでは、どうしても『科捜研』を連想してしまいますよね。沢口さん以外の今回の『絶対零度』のキャスティングも、視聴者が抱くイメージに影響を与えていると思います」(前同)