■小栗旬社長ではなく77歳会長が“トラブルシューター役”を務める理由

 前出のワイドショーデスクが続ける。

「2023年6月に小栗旬さん(42)がトライストーンの社長に就任し、山本氏が会長になりましたが、所属タレントに大きなスキャンダルが報じられた際に対応の窓口になるのは今でも山本氏なんです。

 そんな山本氏は、プロダクションの創業者であり会長でもありますが、映画『あずみ』や『クローズZERO』、『新宿スワン』などを手掛けてきた有名映画プロデューサーです。業界で知らない人はいない敏腕プロデューサーで、そんな山本さんの豪快で自由な人となりや、映画や映像作品へのアツい想いが多くの俳優たちを惹きつけるんでしょうね。

 さらに山本氏から社長の座を継いだ小栗さんは、多数の若手俳優から尊敬を集める存在で、ハリウッドにも挑戦するなどどこまでも意欲的。そんなツートップがいるからこそ、“事務所に入りたい”とトライストーンには若手がどんどん集まってくると言われています」

 トライストーンには田中や坂口のほかにも、綾野剛(43)、間宮祥太朗(32)、赤楚衛二(31)、伊藤健太郎(28)、中沢元紀(25)など、ドラマや映画で主演を張るイケメン俳優が多数所属している。

「ただ、小栗さんは社長ではありますが現役の俳優です。プレイングマネージャー的な役割が求められているのでしょうが、“俳優・小栗旬”には非常に高い価値がありますよね。そんな人物が後輩俳優のスキャンダルに言及すると、その後には炎上展開なども考えられるわけで、やはり、小栗さんの仕事にも影響が出かねないのではないでしょうか。

 それに今は落ち着いていますが、かつては小栗さん自身もヤンチャでしたからね……」(前同)

 小栗は12年に山田優(41)と結婚。14年に第1子、17年に第2子、20年に第3子、22年に第4子が誕生しているが、第1子誕生直前の14年9月には夜の店から派遣されてきた女性とホテルで過ごしていたと『FRIDAY』(講談社)に報じられている。

「かつては文春にも“当代一の遊び人だった”と報じられましたからね。そんな小栗さんですから、スキャンダルを起こした後輩のこともキツくは責められないのでは、ともささやかれていますね。

 そして、トライストーンには小栗さんに憧れて同プロダクションに入った若手のイケメン俳優が多数所属していますからね。男女の恋愛は普通のことで、どうしても女性絡みの報道は避けられません。

 田中さん、坂口さんと所属俳優のスキャンダルが続出していますが、こういった場面で出てくるのは、やはり山本氏になってくるんです。業界でもよく知られる名物会長ですから言葉に重みや説得力もある。取材する側も“山本会長が話してくれるならそれで終わりに”となり、俳優たちの力強い助けにもなっていますよね。

 小栗さんが俳優を引退することは数十年ないでしょうから、今後も社長として所属タレントのスキャンダルに言及するようなことはないでしょう。代わって――77歳といいご年齢ではありますが――山本氏は今後も、“トラブルシューター”としてメディアに登場し続けることになるのではないでしょうか」(同)

 公の場でコメントすることはない小栗社長だが、続出する所属俳優たちのスキャンダルには山本会長とともに頭を抱えているのだろうか……。