大人気俳優・菅田将暉(32)主演の連続ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう(もしがく)』(フジテレビ系/水曜よる10時)が、10月1日に30分拡大でスタートする。菅田、二階堂ふみ(31)、神木隆之介(32)、浜辺美波(25)など、豪華なキャストが話題だが、これが同ドラマ人気の重要なカギになりそうだ。
本作は三谷幸喜氏が25年ぶりに脚本を手掛ける民放GP連ドラで、1984年(昭和59年)の渋谷を舞台にした青春群像劇。菅田は蜷川幸雄氏に憧れている劇団「天上天下」の演出家、二階堂は謎多きWS劇場のダンサー、神木は“三谷青年”をモチーフにした新人の放送作家、浜辺は渋谷にひっそりとたたずむ八分神社の巫女を演じる。
三谷氏自身の経験に基づいたオリジナルストーリーで、当時の東京・渋谷を再現したオープンセットは、菅田が「今まで出演させていただいたドラマの中でも、はるかに一番豪華」だと絶賛。お菓子の「カラムーチョ」など、登場する商品のパッケージも当時のものを使うなど細部にこだわり、50代以上の視聴者に刺さりそうだ。
最近のヒットドラマは、『不適切にもほどがある!(ふてほど)』(TBS系)や『続・続・最後から二番目の恋』(フジテレビ系)など、50代以上をターゲットにした作品が続いていて、『もしがく』も同じ路線のように思われる。ただ、『ふてほど』も『続・続・最後から二番目の恋』も、ただの50代以上が共感する懐かし系ドラマではなかった。