■へずまりゅうも参戦…情報が錯綜するなか日本テレビの見解は
このネット上で持ち上がった“ヤラセ疑惑”は瞬く間に拡散され、さらに大きく波及していくこととなった。奈良公園のシカをいじめる外国人を“撃退”する活動で、今年7月に奈良市議に初当選した元迷惑系Youtuberのへずまりゅう(34)もこの一件に“参戦”。
10月1日に自身のXで、
《まずガイド10年の表記については間違いで取材に応じた女性は2年間人力車のお仕事をされております》
《人力車も飲食店も仕事で忙しいのに鹿さんが暴力を振るわれてる姿なんて見れる訳ないでしょ。日テレさんこれがテレビの取材なのですか?》
と“独自調査”の結果を公表。さらに、同日には女性ガイドと同じ勤務先だと名乗るXアカウントも出現し、《目にしたものを述べた事実でしかありません》《彼女は実在する人間です》など、当該女性への誹謗中傷をやめるよう呼びかけるなど、事態は混迷を極めている。
本サイトも10月2日昼に「“ヤラセ”の指摘は把握しているか。またその真偽について」と、「YouTubeに転載された動画で同女性のインタビューがカットされているのはなぜか」について質問状を送っていた。
そんな中、10月2日夜、日本テレビは公式ホームページで《9月29日に放送した「奈良公園の鹿への暴力」に関するニュースは、取材で確認が取れた情報をお伝えしたものです》と表明。
《なお、取材にお答えいただいた方や無関係の方に対し、誹謗中傷や迷惑行為等を行うことは、厳に慎んでいただきたくお願い申し上げます》と注意を促した。しかし、ネットでは今も疑惑を追及する声が多く、この一件が沈静化したとは言えない状況となっている。
本サイトが質問状を送ったインタビューパートをカットした理由については、日テレがコメントを発表した翌日の昼を回答期限としていたが、期日までに回答がなかった。
「公式のコメントも出しており、さすがに、この件で日テレのスタッフがヤラセを行なうことは考えられないです。万が一そんなことがあったら、報道機関として終わりですよ。ただ、やはり政治が絡む話題だと大きく燃えますよね……。
ですが、炎上したことでの配慮などがあったとはいえ、対応によろしくないところもあったから、なかなか鎮静化に至らないということでしょうか……」(夕刊紙デスク)
同騒動は収束していくだろうか──。