人気俳優・菅田将暉(32)主演の連続ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう(もしがく)』(フジテレビ系/水曜よる10時)の第2話が、10月8日に放送される。1日に30分拡大で放送された初回は、豪華キャストを揃えたにも関わらず平均世帯視聴率は5.4%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、寂しい数字のスタートとなった。
同ドラマは、25年ぶりに民放GP連ドラ脚本を手掛ける、三谷幸喜氏の半自伝的な要素を元に、1984年(昭和59年)の渋谷の架空の街、「八分坂」を舞台にした青春群像劇を描く。菅田、二階堂ふみ(31)、神木隆之介(32)、浜辺美波(25)など多くの豪華キャストを揃えたが、それが仇になったかもしれない。
第1話では、蜷川幸雄に憧れる演出家の卵、久部三成(菅田)は、自身のあまりの横暴ぶりに劇団「天上天下」から追放される。怒りを爆発させながら夜の街をさまよっていた久部は、ストリップ劇場のネオンが光る商店街「八分坂」に迷い込む。劇場の楽屋では、ダンサー・いざなぎダンカン(小池栄子/44)が浮かない顔をしていた。
久部は無料案内所のオババ(菊地凛子/44)に勧められ、スナック「ペログリーズ」へ。倖田リカ(二階堂)の優しい接客に気を良くするが、会計が9万3600円と聞いて驚がく。劇場の向かいのアパートでは、新人放送作家・蓬莱省吾(神木)がお笑いコンビ「コントオブキングス」のネタ作りを手伝っていて……という展開。
X上では、《各々の場所でそれぞれ生きるキャラがいつの間にか1つの物語の流れになって行くの群像劇ならでは…最初は関係ない人たちそれぞれ見せて行くからちょっとつまらないんだけど、その内どこかですれ違って絡んで進んで行くの面白い》など、三谷らしい群像劇に多くの称賛の声が寄せられていた。