■「違和感しかない」「楽しみ」割れる日本での香川評

 不祥事発覚によって公の場から姿を消した香川だったが、2022年の12月には市川中車として歌舞伎の公演に復帰、その後も歌舞伎俳優として活動している。さらに2024年からはAmazonプライムビデオの『ボクシングナビ~プレミアムラウンジ』でナビゲーターに就任、2025年4月放送のWOWOWのドラマ『連続ドラマW 炎』でも主演を務めるなど、映像での仕事も徐々に増えている。しかし、地上波テレビへは未だ復帰できていない状態だ。

 そんななか、香川が今回『龍が如く』シリーズに登場するというニュースが報じられると、否定的な声もありながら、《香川照之さん演じる浜崎が気になりすぎる》といった、起用を前向きに捉えるネットユーザーも少なくない。

「セクハラ・暴行の件が尾を引く形で賛否両論ではありますが、ゲームのファンからは“期待する”といった声も結構多いようですね。報道から3年ほどが経ち、ある程度風化されているところもあるのでしょうね。また、『龍が如く 極3』にはオリジナル版から引き続き宮迫博之さん(55)も出演しています。宮迫さんは2019年の闇営業騒動で地上波から姿を消したわけですが、香川さんと宮迫さんという“メディアから姿を消した2人”が登場するということで、輪をかけて注目される結果となっていて、“話題性”という意味では成功しているとも言えますね」(前出のスポーツ紙記者)

『龍が如く』シリーズは裏社会を舞台にしたゲームであると同時に、道徳観や倫理観をテーマにした作品だ。そんななか――香川の起用に対し、批判的な声を上げて強い反対を訴えているのが“海外ゲーマー”たちだった。