■『秒速5センチメートル』出演が話題となった直後の『じゃあつく』登場
青木はハリウッドスターのジョニー・デップ(62)が製作・主演した映画『MINAMATA-ミナマタ-』(21年9月公開)で海外映画デビューを果たすなど、特に映画好きの間では以前から有名な存在だった。
同年8月公開の映画『うみべの女の子』では、「恋」と「性」の間で揺れ動く中学生というセンセーショナルな役柄を見事に演じた。同作は、浅野いにお氏による成人向け青年漫画(太田出版)が原作。青木のビジュアルは“原作の主人公と似ている”と好評で、本人も同月にファッション誌『GINZA』(マガジンハウス)のWEB版に、
《オーディションで、浅野さん、ウエダアツシ監督、プロデューサーさんと雑談をしたりして、「似ている」と言っていただいたのは嬉しかったです。(略)親にも漫画を見せたら、鼻がちょっと上を向いている感じや、目がぱっちりではなくて一重で垂れ目なところなど、特徴が似てるかもしれないとは言われました》
と、コメントしている。
ドラマでも多くの作品で活躍。最近の話題作では、松岡茉優(30)主演の『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系/23年1月期)に中盤から登場し、最後まで暗躍する悪役を演じた。
「青木さんには以前からコアなファンが多かったですが、『じゃあつく』第2話の放送直前、10月10日に公開された映画『秒速5センチメートル』が話題となっていることもあり、SNSがより盛り上がっている感じですね」(前出の女性誌編集者)
SixTONES・松村北斗(30)主演の映画『秒速5センチメートル』は、大ヒットアニメ映画『君の名は。』などで知られる新海誠監督による同名アニメ映画(07年)の実写版。主人公・遠野貴樹の18年間を幼少期、高校生、社会人の3つの時代で描いたストーリーで、貴樹の社会人時代を松村、高校時代を青木が演じている。
「『秒速』での青木さんは、小学生時代の恋をいまだに忘れられず、いつも心ここにあらずな高校生を好演。『じゃあつく』の陽気な雰囲気とは全く違う、影を感じさせるアンニュイな、いかにも思春期らしい雰囲気が絶妙で……2作品の役のギャップに驚くファンも多いですね」(前同)
青木が『じゃあつく』と『秒速』で見せた演技の幅には、
《青木柚くんいいなぁ。「秒速5センチメートル」でもあの寂しげなまなざしがすごく印象的だった。この人懐っこい好青年キャラもいい感じ》
《秒速5センチメートルもそうだし、個人的に見た作品の青木柚ってちょっと陰りがある大人びた少年みたいなイメージだから今回全然雰囲気違っててびっくり》
《秒速5センチメートルでもそうだけどかっこいい。声が好き、話し方が好き、今出てるドラマも素敵》
《青木柚くんいいなぁ。「秒速5センチメートル」でもあの寂しげなまなざしがすごく印象的だった。この人懐っこい好青年キャラもいい感じ》
《数日前に秒速5センチ見てからのこのドラマで青木柚くんが歯を見せて笑ってるとギャップにぎゅんってなる》
といった、絶賛する声が多く寄せられている。
ちなみに、青木はNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(21年後期)では、松村が演じた青年・雉島稔の孫にあたる高校生・大月桃太郎を演じたことがあるため、《カムカムの世界線では北斗くんの孫なので、2人の横顔が似ているのも納得》《貴樹が、カムカムでるいの息子(稔さんの孫)の桃太郎演じた青木柚くんなのも縁だね》と、懐かしむ意見もある。
「青木さんが出演して話題になった『じゃあつく』の放送枠『火10』では、これまでも黒木華さん(35)主演の『凪のお暇』(19年7月期)での中村倫也さん(38)、松岡茉優さん主演の『おカネの切れ目が恋のはじまり』(20年9月期)での北村匠海さん(27)など、いわゆる“当て馬”枠に起用された俳優が人気を獲得してきました。
『じゃあつく』は、TVerとTBS FREEでの初回の無料配信の総再生数が、同枠歴代1位の365万を突破するなど大人気の作品ですから、青木さんにも今後より大きな注目が集まるのではないでしょうか」(芸能プロ関係者)
次回、10月21日放送の『じゃあつく』第3話では、鮎美(夏帆)がミナト(青木)との曖昧な関係に釈然としない思いを抱え、早く告白されたいと意気込むこと、2人でデートを楽しむも、鮎美が“あること”に違和感を感じる――という展開が描かれると予告されている。次回も、青木の活躍回となりそうだ。