■寛一郎はリアルな事件でも“とばっちり”で注目されていた
『ばけばけ』の週平均視聴率は、第1週(9月29日~10月3日)こそ15.5%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)だったが、第2週(6日~10日)では14.8%にダウン。放送中の第3週も、13日が祝日(スポーツの日)のためか14.2%と下降傾向にある。
ちなみに、前期朝ドラで、最終週は17.1%を記録した今田美桜(28)主演作『あんぱん』は第1週が15.2%、第2週が15.3%だった。
「『あんぱん』は、やなせたかしさんと妻・小松暢さんをモデルに、国民的作品『アンパンマン』のルーツを描いた朝ドラ。題材の知名度の高さも視聴率に影響したところはあるかもしれませんが、そうではない『ばけばけ』は純粋なドラマの面白さで勝負しなければいけないですよね。
視聴率は下降していますが、寛一郎さん演じる銀二郎は視聴者から好かれているし、演じる寛一郎さんにも《松野家に馴染んでるようで所在なさげにも見えるとかとても上手いな》《佐藤浩市さんの若い頃に生き写しだぜ時代劇似合う》など好意的な声も多い。
そんな寛一郎さんは、『ばけばけ』で共演予定だった俳優・清水尋也被告(26)の不祥事の巻き添えになりスケジュール調整などに苦労したとも言われていますが、やはり同作への出演は俳優として大きなプラスになるのでないでしょうか」(制作会社関係者)
今後『ばけばけ』には、濱正悟(31)演じる松江の秀才・庄田多吉が登場予定だが、同役は当初、清水被告が演じる予定だったとされる。
ところが、初回放送目前の9月3日、清水が麻薬取締法違反容疑で逮捕されて『ばけばけ』への出演は取りやめに。その後起訴され、同月24日に保釈された。
「寛一郎さんは、降板となった清水被告との共演シーンが特に多かったといいます。それが清水被告の逮捕・降板を受けて再撮のためにスケジュールを調整することに……。寛一郎さんには他の仕事もあって多忙と見られるため、事務所も大慌てだったと聞こえてきています」(前同)
本サイトは清水被告が逮捕されて間もない時期に、寛一郎の所属事務所にこの件を問い合わせたところ、《回答は控えさせていただきたく存じます。ご理解いただけますと幸いです》ということだった。
「寛一郎さんは、清水被告の緊急降板の余波を受けて再撮に臨まないといけないという想定外の苦労があったのでしょうが、朝ドラは俳優が大きく成長する現場としても有名ですよね。劇中でも大変な目に合っている寛一郎さんですが、共演俳優は小日向さんや岡部さんなど一流ばかり。それは素晴らしい経験になっているのではないでしょうか」(同)
今後もしばらく活躍すると見られる主人公の婿・銀二郎。演じる寛一郎はこれから先、どのような演技を見せてくれるのか――。