■米倉涼子にガサ入れ報道&勝村政信に女性トラブルで『ドクターX』は……
10月11日配信の『週刊文春 電子版』では、8月20日に米倉の自宅マンションで家宅捜索が行なわれ、複数の違法薬物が押収された可能性があること、マトリが本格的な捜査を進めていると報じられた。
「9月から10月初旬にかけ、米倉さんが相次いでイベントを欠席、出演辞退をしてさまざまな憶測が広がっていました。そんななかで“ガサ入れ報道”が出て、さらなる衝撃が走りましたよね。
一時はテレビ局の報道局も“緊急事態”と取材に動いた米倉さんの件、そして今回、勝村さんにも不倫や女性とのトラブルが報じられ、大人気シリーズ『ドクターX』の今後の扱いについて気になっているファンも少なくないのではないでしょうか」(前出のワイドショー関係者)
この事態を受けてXにも、
《勝村政信、チャラついてるのはドクターⅩの中だけにしておいて欲しかった》
《勝村政信さんの不倫疑惑や、ドクターⅩの出演者の方々の不祥事が続いてるってニュース、すごく残念ですね…》
《今度は勝村さんか いま急いでドクターX観てる》
など、やはり『ドクターⅩ』を想う声、同作品の今後を憂慮するような意見が寄せられている。
主演、そしてメイン出演者の不祥事が『ドクターX』に良からぬ影響を与える可能性、そして今後の再放送や配信への影響について、元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏はこう解説する。
「今のテレビは、ドラマを放送するだけでは収益を上げることはできず、長年にわたって配信、再放送、映画化、海外に売っていくなどしてようやく採算が取れる世界なんです。『ドクターX』はコンテンツとして非常に強いのですが、そういったことができなくなるとテレ朝的には痛手ですよね」(鎮目氏、以下同)
そんななか鎮目氏は、米倉のガサ入れ報道以上に勝村の不倫や女性トラブルのほうがテレビ局やスポンサーには重く受け止められるのではないか、と話す。
「不倫やセクハラが絡む女性トラブルは、特に女性視聴者が嫌悪感を抱きます。薬物疑惑の場合、嫌悪感を抱く人もいますが、“早く立ち直ってほしい”と応援する視聴者もいるんです。それに、米倉さんの場合は、あくまでもマトリのガサ入れがあったという報道止まりです。
米倉さんの一件だけでしたら、『ドクターX』の再放送や配信を続けることは許されたはずですが、勝村さんの不倫や女性トラブルのほうが世間的には嫌悪感が強い。後者のほうがテレ朝的にはダメージなのではないでしょうか」
米倉に続いて勝村にもトラブルが報じられ、『ドクターX』を放送するテレビ朝日関係者は今、大困惑しているのかもしれない――。
鎮目博道
テレビプロデューサー。92年テレビ朝日入社。社会部記者、スーパーJチャンネル、報道ステーションなどのディレクターを経てプロデューサーに。ABEMAのサービス立ち上げに参画。「AbemaPrime」初代プロデューサー。2019年独立。テレビ・動画制作、メディア評論など多方面で活動。著書に『アクセス、登録が劇的に増える!「動画制作」プロの仕掛け52』(日本実業出版社)『腐ったテレビに誰がした? 「中の人」による検証と考察』(光文社)