日本テレビは、今年の大晦日に特番としてお笑いタレント・ヒロミ(60)がメインの『ヒロミが解決!八王子リホーム 大晦日SP~豪華助っ人たちと、相撲部屋をつくる。~』を18時から5時間半にわたって放送することを発表した。ヒロミのDIYのテクニックでさまざまな悩みを解決する同番組では、前代未聞の“超大規模リホーム”に取り組むことになるという。

 大晦日放送予定の特番でヒロミが訪ねるのは、未来の横綱を夢見る子どもたちの相撲クラブだという。台風による強風でテント屋根が壊れてしまい土俵で練習できないという相撲クラブが入る古民家。そこの壁も壊し、相撲少年たちが安心して快適に過ごせるスペースにするため、床をすべてはがし土台からリホームすることになるようだ。

「11月1日にダウンタウン松本人志さん(62)と浜田雅功さん(62)によるインターネット配信サービス『DOWNTOWN+(ダウンタウンプラス)』が始動し、今年の大晦日にはいよいよ『絶対に笑ってはいけないシリーズ』(日本テレビ系)が復活するのではないか――ともささやかれましたが、日テレの大晦日特番が『八王子リホーム』だということが正式に発表されて、失望する声が上がっていますね」(女性誌編集者)

 10月27日、日本テレビが『ダウンタウンプラス』に協力すると定例会見で発表。『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』のコンテンツ提供などを行なうことが明らかになった。

 また、9月24日配信の『現代ビジネス』では、『ダウンダウンチャンネル(仮)』(正式名称は後に『ダウンダウンプラス』に)と日本テレビが組み、『笑ってはいけない』の復活計画があると報じていた。先に『ダウンダウンチャンネル(仮)』で2時間程度の『笑ってはいけない』ベスト版を配信し、年末に8時間以上の長尺バージョンとして地上波放送をする計画だと同メディアは報道。

 同月29日に行なわれた日本テレビの定例会見ではこの報道に触れ、岡部智洋取締役が「現段階でお伝えできることはない」とコメントしていた。

「『ダウンタウンプラス』の始動に加えて一連の報道もあり、2020年を最後に放送がなかった『笑ってはいけない』が5年ぶりに復活するのではないかと期待が高まっていたのですが……ふたを開けてみれば、日テレの大晦日特番はヒロミさんの『八王子リホーム』でしたからね。SNSには落胆する声が寄せられています」(前同)

 日本テレビの大晦日特番が『八王子リホーム』に決定したという報道に、

《大晦日、紅白の裏に日テレはヒロミのリフォームをぶつける……》
《今年の日テレの大晦日番組 ヒロミの八王子リフォームとかおもんなすぎ》
《なぜ? 笑ってはいけないシリーズを再放送しない…? それとも出来ない理由があるのかな? 年末こそ笑って年越ししたいな》
《失礼だけどガキ使の方が良いなぁ…ダウンタウンプラス見るわ》

 などの厳しいコメントも寄せられている。

 制作会社関係者は言う。

「『ダウンタウンプラス』の加入者数が50万人を突破したという報道が出るなかで、日テレの大晦日特番が『八王子リホーム』に決定。ただ、大晦日にリホーム番組を見たいかと言われたら微妙な感じもしますし、放送時間も5時間半と長丁場ですからね。

 日テレは『ダウンタウンプラス』に『ガキ使』のコンテンツを提供するなど、他局と比較してかなり積極的に動いていましたし、報道通りではないが『笑ってはいけない』の復活構想はあった、とささやかれていましたね。

“『ガキ使』のコンテンツを提供するので、『笑ってはいけない』の復活はできないか”――そうした交渉が日テレとダウンタウンサイドで行なわれているようだとバラエティ界ではもっぱらでした。

『笑ってはいけない』は2009年以降、約6時間の番組でした。今回の『八王子リホーム』も5時間半の番組――日テレはこの枠に『笑ってはいけない』を編成したかったのではないでしょうか。ただ、交渉は上手くいかず……ということだと見られていますね」(同)