■家族全員が芸能界入りして5年になり――

 マネジメントがSTARTO社に変わった現在は変化してきているようだが、旧ジャニーズ事務所のアイドルは、家族の存在を前に出すやり方は“NG”とされてきた。

「奥さんや家族を前面に出すと多数の女性ファンがショックを受け、悲しんでしまうことから、タブー視されていたんですよね。ファンには、“推し”に恋人がいても、結婚していても、それを感じさせてほしくない人が多いですからね。

 たとえば、2021年7月に元TOKIOの城島茂さん(54)の妻・菊池梨沙さん(30)がインスタグラムを更新した際、“背景に夫のギターケースが写っていた”という理由だけでファンが荒れてしまい、後に菊池さんが謝罪投稿をする事態になったこともありました」(前出のワイドショー関係者)

 そうしたことがあり、かつては“木村ファミリー”の投稿に《ジャニーズに居て家族売りの意味が分からない》《(夫婦)ツーショット写真に関しては一番見たくなかった》などと厳しい声も多かったのだが――、

「Cocomiさんのデビューが2020年ですから、家族全員が芸能人になってもう5年。もう世間は木村家全員が芸能人であることを認めているし、CocomiさんとKoki,さんの人となり、そして家族仲の良さも広く知られるように。姉妹ともに何かと話題になることも多く、もはや木村家は国民的ファミリーという感じですよね」(前同)

 Cocomiは、以前から大ヒット漫画『鬼滅の刃』(集英社)やバレーボール漫画『ハイキュー!!』など漫画好きを公言。そこに親しみやすさを覚えた人は少なくないようだ。そして、11月6日発売の『週刊文春』(文藝春秋)では、彼女とバレーボール日本代表でリベロを務め、今年6月よりサントリーサンバーズ大阪に所属する小川智大選手(29)との真剣交際が報じられ、キムタクが義父になるのかも、などと注目を集めている。

 そしてKoki,は、主に俳優業での活躍が増えつつある。2部作映画として公開された『女神降臨』(今年3月、5月公開)は数字こそ振るわなかったが、『世界の果てまでイッテQ!』や『ぐるぐるナインティナイン』など、日テレ系の人気バラエティで積極的にプロモーション活動を行ない、身体を張った活躍をしたことで、《好きになった》《応援したい》といった声も出るなど、好感度は上昇した。

 Koki,はすでに新作主演映画も撮影中。11月10日発売の『女性セブン』(小学館)では、Snow Manラウール(22)と共演する2027年公開予定の映画の打ち上げにKoki,が参加したと報じられた。同映画の内容は、並外れた能力者たちによるバトル系作品で、Koki,は激しいアクションシーンをこなすための体作りに励んだという。

「さまざまな芸能活動、いろいろな活躍もあって――Cocomiさん、Koki,さんが木村さんの写真を投稿しても、荒れるようなことはなくなりましたよね。むしろ、両親の愛情を感じるとか、立派に子育てをしてきたキムタクは素晴らしい、という声も寄せられるようになっており、ファンも喜ぶ状況になっているといえそうですよね」(同)

 53歳になった日本芸能界のスターを中心に、木村ファミリーの活躍は、これからも続きそうだ。