不同意性交と不同意わいせつで書類送検され、吉本興業を契約解除となった元ジャングルポケット斉藤慎二(43)。事実上の芸能活動休止となった後、バームクーヘン販売業を営んでいたものの、運営会社であるT社から売り上げを持ち逃げしていたと11月12日配信の『FRIDAYデジタル』に報じられ、物議を醸している。

 斉藤は2024年10月7日、警視庁に不同意性交と不同意わいせつの疑いで書類送検され、同日午後、所属していた吉本興業から契約解除されることに。容疑は同年7月に東京都新宿区内に停まっていたロケバス内で女性に性的暴行を加えた疑い。今年3月26日、東京地検から不同意性交と不同意わいせつ等の罪で東京地裁に在宅起訴された。

 そんなかにあって斉藤はバームクーヘン販売業を開始。4月27日に群馬県高崎市の「バームSAITOU」で商売を始め、関東圏を中心にしつつ、宮城県石巻から長崎県五島列島まで全国を移動して販売を行なっていたのだが――。

 斉藤とT社は、バームクーヘンの販売利益を折半するという契約だったものの、10月8日と9日に福岡で売り上げた約160万円とレジにあった釣り銭の準備金がT社の口座に振り込まれなかったとされる。

 福岡での売上金は斉藤の個人口座に振り込まれ、そこからT社の口座に送金。売り上げの報告は斉藤が担当し、精算はT社が担当。売り上げから経費などを差し引いた利益の半額を報酬として翌月末に支払う、という流れになっていたというが、160万円はいまだに斉藤の元にある、とT社の現役社員が証言している。

 T社は、斉藤を業務上横領の罪で警察に被害届を提出する予定だとしている。一方の斉藤も代理人弁護士同席のうえで『FRIDAYデジタル』の取材に応じ、160万円は自身の手元にあると告白。しかし、それは8月分と9月分の報酬が支払われていないからだと説明し、問題が解決するまでは送金しないと決めたと反論している。またレジの準備金は預かっていないとしている。

「斉藤さんには何かトラブルなどが起きているのではないか、と業界内で噂が飛び交っていたんです。インスタグラムとホームページの更新が止まっていましたからね……」(お笑い関係者)

 斉藤はバームクーヘン販売を開始した4月27日に「バームSAITOU」のPRをメインとしたインスタのアカウントを開設。以降、多い週にはほぼ毎日、最長でも1週間に1度は何かしらの投稿をしていた。

「それが10月8日の福岡での販売を告知する動画を最後に更新がストップしていんたんです。斉藤さんのXは『FRIDAYデジタル』の報道が出る前の11月10日まで動いていたのですが、インスタとホームページは動いていませんでした。

 それが『FRIDAYデジタル』の記事が出た同日、突如として『バームSAITOU』のインスタが更新され、運営会社が斉藤さんを非難する声明を出したんですよね」(前同)