大晦日に放送される『第76回NHK紅白歌合戦』の出場歌手が11月14日、発表された。出場歌手は37組で、そのうち紅組20組、白組17組。初出場として、アイナ・ジ・エンド幾田りらFRUITS ZIPPERちゃんみな、HANA、&TEAM、M!LKら合計10組が今年を彩ったアーティストとして発表される一方で、“常連”だった星野源(44)の名前がないことに《星野源が出ない紅白なんて》といったショックの声が広がっている――。

 星野は2015年に初出場して以来、2024年まで10年連続して紅白のステージを踏んできた。持ち前の親しみやすいャラクターとあたたかい歌声で国民を元気づけてきた星野だが、2024年の紅白では“騒動”があったことが記憶に残る。女性誌編集者が振り返る。

「もともと星野さんは昨年、紅白チームからの要望を受ける形で、自身の闘病経験をもとにした楽曲『地獄でなぜ悪い』を披露する予定でした。紅白サイドとしては、この楽曲で多くの人を勇気づけてほしい、という意図ですよね。

 しかしその後、同曲が、2022年4月に性加害疑惑が報じられた映画監督・園子温氏が監督した同名映画の主題歌であることから、SNS上では“園氏を連想させる曲がテレビで放送されることにより二次加害につながる”といった指摘が続出。結果的に星野さんは自身のオフィシャルサイトで、《私たちはその可能性を完全に否定することはできません》コメントをして、『ばらばら』に曲目を変更しました」

 しかし、オフィシャルサイトでは《星野は2012にくも膜下出血で倒れ、その闘病期に病院でこの楽曲の作詞をしました。詞の内容は、星野の個人的な経験・想いをもとに執筆されたものです。(中略)星野源の中から生まれた、星野源の歌です》との意見も述べている。

「曲を変更して紅白本番に臨んだ星野さんに笑顔はなし。歌う前には15秒もの長い沈黙があり、さらに歌詞の一部が“わたしは偽者”から“わたしも本物”に変えられていたことも話題となりましたね」(前同)

 昨年の紅白出演時の星野の姿を見た視聴者からは当時、

《星野源が完全にキレてるのが伝わってすごい良かった 紅白は今年が最後かもなー》
《もう星野源、紅白NG出すんじゃないかな。ってぐらいにはキレてたな》

 といった声が上がっていた。そして、昨年の騒動が今年の紅白不出場に影響しているのではないか――と見る声が寄せられているが、一方で、星野が先に見せていた“異変”に言及するファンもいるようだ。