■フジテレビ上層部が『新しいカギ』に“全ベット”する納得の理由
フジテレビは、大晦日のゴールデンタイムに『新しいカギ』を放送する。放送時間はまだ発表されていないが、夕方から夜にかけて5時間以上の特番になる見込みだと報じられている。
「“年またぎ”はしないとも報じられていますが、長時間にわたって『新しいカギ』で人気の『学校かくれんぼ』と『カギダンススタジアム』を放送すると見られています。当日には本放送を盛り上げるような“事前番組”もあるとされ、さらには午前中にも『新しいカギ』関連の番組が放送されるという話もあるほどです」(前出の制作会社関係者)
大晦日の夜、NHKは『NHK紅白歌合戦』を、日本テレビはヒロミ(60)がメインの『ヒロミが解決!八王子リホーム 大晦日SP~豪華助っ人たちと、相撲部屋をつくる。~』を、テレビ朝日は『ザワつく!大晦日』と人気スピンオフ企画『ザワつく!音楽会』を放送することが明らかになっている。
「『紅白』の出場アーティストも発表され、大晦日に向けて盛り上がりつつあるテレビ界ですが、フジテレビの大晦日は『新しいカギ』一色。同番組1本で勝負するような編成になりますよね。それだけ、『新しいカギ』は広告収入に直結する若年層の個人視聴率が取れる番組なんですよね。
視聴率が取れることに加えて、学校参加型企画が多くて、“番組に出たい”という学校や生徒の応募数や熱量も凄まじいんですよね」(前同)
『新しいカギ』の公式サイトのメッセージ欄には、
《いつも新しいカギを見ています!特に学校かくれんぼが好きです!私はいつか新しいカギメンバーと学校かくれんぼをしたいっと思ってます!》
《かくれんぼで隠れるところの発想がすごすぎる!いつも応援してます!!》
《一生懸命ロックダンスをしている秋山さんをみて、大好きになりました!いつか秋山さんとロックを踊りたいです》
などのアツい声が寄せられている。
「多くのティーンに求められている番組であり、付随してその保護者にも喜ばれる番組でもあるんです。視聴者に愛されて数字も取れるなんて、こんないいコンテンツないですよね。結果、優良なスポンサー企業の広告もどんどん入ってくるわけで、フジ上層部が猛プッシュするのも当然ですね」(同)
11月1日の2時間SPは長野県佐久市の私立佐久長聖中学校を舞台に「学校かくれんぼ」を敢行。『新しいカギ』メンバーとゲストの中島健人(31)、Matt(31)が生徒たちとかくれんぼバトルを繰り広げた。
「同日の個人視聴率は3.1%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、コア視聴率は3.4%でした。昨今は個人とコア視聴率が番組を評価する指標になっていますが、同回の3.4%というコア視聴率は横並び断トツの1位。
この日は日テレが『嗚呼!!みんなの動物園』、テレ朝が『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』、TBSが『ジョブチューン 〜アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』と数字が取れる編成で臨みましたが、視聴率で苦しむフジが1位だったんです。
それだけ『新しいカギ』が人気だということを証明する数字でしたし、フジ上層部が今年の大晦日、『新しいカギ』に全ベットするのも分かりますよね」(同)
“中居氏・フジテレビ問題”で328億円の赤字となり、今後もすべてのスポンサー企業は戻らないとも言われるなか、『新しいカギ』はフジテレビにとって、一筋の光明とも言える番組へと進化を遂げたようだ。