今年8月に俳優の趣里(35)と結婚、9月には第1子が誕生した一方で、11月にボーイズグループ『BE:FIRST』から脱退した三山凌輝(26)が不運に見舞われている。復帰作となるはずだったNetflix配信作品が、制作ストップになったと報じられたのだ――。

 今年5月『週刊文春』(文藝春秋)にてYouTuberRちゃん(29)との婚約トラブルが報じられた三山。この報道後、グループとして所属していたBMSG及び俳優活動のマネジメントを担当していた事務所から独立し、BE:FIRSTとしての活動も7月のツアー最終日をもって一時休止すると発表していた。

 その後の流れは冒頭のとおり。現時点では所属事務所もなく活動休止中の三山だが、Netflix配信の映画で復帰する予定だったという。

「三山さんは、大正時代に発生した日本史上最大の熊害である『三毛別羆事件』を題材にしたNetflix配信映画への出演が決定していました。製作は『地面師たち』のチーム、監督も『地面師たち』の大根仁さん(56)です。ヒグマと死闘を繰り広げる主人公の猟師を山田孝之さん(42)が演じ、ほかにリリー・フランキーさん(62)、山本耕史さん(49)らがキャスティングされていました。

 三山さんが演じるのは主人公とともにヒグマと闘う青年で、作品内でのストーリーテラーも担う役どころだったため、主人公以上に出ずっぱりの“おいしい役”だったといいます。

 キャスティング自体は三山さんのスキャンダル報道以前に決まっていましたが、世間を賑わせても降板にならなかったのは、制作サイドの意向があってのこと。役も大抜擢ですし、ギャラも彼の俳優としてのキャリアを鑑みれば破格の金額だったとか」(芸能プロ関係者)

 しかし、このヒグマ映画が撮影中止になってしまったと、11月13日配信の『SmartFLASH』が報じている。記事によると、北海道でのロケ地付近で実際にクマが出没した形跡が見つかり、被害に遭う危険を冒してまで撮影はできないと判断されたそうだ。

 映画関係者が、制作の裏事情を話す。

「11月後半までに最終版の脚本が完成し、三山さんは12月頭から北海道入りする予定だったようです。山田さんは年明けからのロケ参加になる予定だったとか。

 そもそも今年はクマによる被害が多発していることで、冬山での撮影は無理なのではという指摘はありました。そうしたなかで、実際にクマが出没した形跡が見つかったうえ、毎日のようにクマ出没のニュースが報じられている現状を考えると、とても安全に撮影に臨めるとは言えない。ある意味、クマ問題は“タイムリー”な題材であるからこそ実現させたかった企画でもあったでしょうが、決断は当然のことなんでしょうね」