■市川團十郎が禁酒を決意した15年前の暴行事件
「團十郎さんが酒をやめたのは、おっしゃられたように“孫に会いたいから”という理由が大きいんでしょう。酒で体をボロボロにする芸能人もいますしね。2015年以前から禁煙もしているといいますよね。
ただ、酒をやめたのにはもう1つ大きな理由があると関係者の間では話されているんです。それは15年前に起こった市川海老蔵時代の暴行事件ですね」(前出のワイドショーデスク)
2010年11月、海老蔵が暴走族グループ「関東連合」のメンバーに暴行され、重傷を負う「市川海老蔵暴行事件」が発生。同年12月、海老蔵は記者会見を行ない、この席で無期限の歌舞伎出演自粛が発表された。
「海老蔵さんが灰皿に注いだテキーラを相手に飲ませようとしたことなどが事件を引き起こしたとも当時報じられましたが、海老蔵さんは左頬を陥没骨折、前歯の損傷など、顔面全体に大ケガを負い、一歩間違えれば芸能生命どころか、命の危険もあった大トラブルでした。そして、無期限の歌舞伎出演自粛になるなど、仕事関係者にも多大な迷惑をかけることになってしまいましたよね。
“孫に会いたい”という思いはもちろんあるのでしょうが、歌舞伎の大名跡である團十郎として、成田屋のトップとして2度とあのようなトラブルを起こしてはならない、巻き込まれてはならないという強い責任感も芽生え、あの事件以降、毎年のように酒をやめようと努め、10年以上も禁酒を続けていると言われていますね。それだけ團十郎さんの中で、あの事件は大きいものだったということですね」(前同)
暴行事件から15年――團十郎は家族のため、歌舞伎界のためにも10年以上も禁酒を続けているようだ。