■「ガクッとはきました」佐々木恭子アナのコメントも炎上
10月4日、自民党総裁選で新総裁に選出された高市早苗氏(64)は「馬車馬のように働いていただきます。私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて働いてまいります」と決意を露わに。
『サン!シャイン』でこの発言を取り上げた際、話を振られた佐々木アナは「ご自身の覚悟だとはわかりましたけど、企業も本当に、多様な価値観の働き方を実現するために管理者たちは必死なんで。ガクッとはきました。“時代に逆行?”ってなって」とコメントしたが、これに、
《馬車馬タイプもいればそうでない人もいるだけの事だと思う》
《高市さんが自分と議員は働くといっているだけで、一般に求めていない。これも多様性だと思う》
などの声が寄せられた。
「佐々木アナのコメントが全面的に間違っているということではないですが、高市さんの発言に対してかなり一方的な感じの意見で、疑問を抱いた視聴者が少なからずいたということですね。当時、高市さんは自民党総裁に選出されたばかり。初の女性首相が誕生するということもあり、支持する声は強かった。そういった事情も重なり、佐々木アナのコメントは炎上してしまったと見られます。
このタイミングの高市さんのニュースはデリケートに扱うべきだったのですが、そういうことにはならず……この時もやはり、フジテレビ局内では“危うい”と話されていたといいます。
炎上しがちな『サン!シャイン』ですが、前身番組は『めざまし8』。さらにさかのぼると『とくダネ!』です。『サン!シャイン』には『とくダネ!』時代のスタッフも携わっていて、“攻めた”内容が散見され、それでよく炎上を招いてしまうのではないかという指摘もあります」(前出の制作会社関係)
1999年4月から21年3月まで生放送されていた『とくダネ!』は小倉智昭さん(享年77)がMCを務め、番組開始時から09年3月まで佐々木アナがサブMCとして出演していた。
「『とくダネ!』は大きな事件が起きるとすぐに現地に飛んで、じっくりと取材をしてその生々しい内容を視聴者にしっかり伝える、取材力があって事件ネタに強い番組で、業界内でも評価が高かったんです。しかし、『とくダネ!』は役割を終えて終了することに。その番組のスタッフが『サン!シャイン』にも携わっているのですが、『とくダネ!』から大きく番組の内容や雰囲気は変わりましたからね」(前同)
『サン!シャイン』の公式サイトを見ると《太陽(サン)のようなあたたかく楽しいスタジオに!》というコンセプトが掲げられている。
「“攻めたニュース”を伝えることは良いことでしょうが、当然ですが『サン!シャイン』は『とくダネ!』とは違う番組で、求められるものが違うはず。ただ、『とくダネ!』時代からの現場取材に強い、ジャーナリズム精神にあふれるようなスタッフの仕事のやり方と、番組の内容やコンセプトとのバランスがよくないのではないかという指摘もあるといいます。放送前の会議もかなり攻めたものだと聞こえてきますね。
番組開始から約8か月が経過しますが、ニュースを扱うのなら令和7年の今のニュースを出す感覚がないとまた燃えてしまう、と懸念する意見がフジ局内でも出ていますね」(同)
たびたび燃えてしまう『サン!シャイン』だが、このままの体制で突き進めるだろうか。