浅草キッド玉袋筋太郎が、“昭和オヤジ”としての矜持とユーモアを胸に、同世代にエールを送る人生コラム。ともに令和を生き抜く、イケてる“老Guy”を目指そう。

 エスカレーターの右側を空けるの、やめろ運動、浸透してきたね。

 俺はエスカレーター使わずに階段で移動してるから興味がないけど、要は早く通り抜けたいんでしょ?

 右側を歩いたところで短縮できる時間なんて、たかだか10秒ぐらい。急いだつもりでも、そんなに変わらないよ。

 やっぱり階段だ。もちろん、膝が悪くなったら難しいだろうけど、そうじゃない人に言いたいのは、歩くのを諦めた瞬間に老いは加速するってこと。

 でも、老眼になると階段が怖いときもあるね。だったら手すりを使えばいいし、杖ついて歩けるなら、杖を使って歩いたほうがいい。

 ジムに行くのもいいけど、生活の中にジムを取り入れたい。1つ前の駅で降りて歩いたり。ふだんの1日の動きを1としたら、1・2ぐらいのテンションをかけるのがいいんじゃないかな。

 この間、酒を3日抜いたら体が楽になったね。朝方、久々に“ムスコ”に会えた。元気そうにしてたよ。