■ミセスが『紅白』の大トリに選ばれそうな3つの理由

 2020年以降の『紅白』では、MISIA福山雅治(56)が5年連続で大トリとトリを務めてきた。そんな2人は今年も『紅白』に出場するが──。ワイドショーデスクがこう話す。

「SNS、ネットでも、ここ数年はトリのアーティストに対しての“マンネリ化”を指摘する声が多く見られますし、『紅白』サイドもトリに“別の目玉を模索している”という話も聞こえてきていますね。そうなると、MISIAさんと福山さんに代わってどの出場歌手がトリと大トリを務めるか、という話になってくるわけで……。

 仮に、現在も交渉中と見られるが生出場するとなれば彼らが大トリになるとも予想されますが、今年5月に復帰したばかりの大野智さん(45)のコンディションがまだ整っていないこともあり、『紅白』出場は“ほぼない”と言われています」

 嵐は来年5月末で活動終了するため、『紅白』出場の機会は今年が最後のチャンスとなる。仮に『紅白』に出場するとなっても、収録での出演で1~2曲歌う程度で、生放送で出てもらうのは難しいのでは、という見方が強いようだ。

「すでに発表済みの白組歌手も、ミセス以外のアーティストはトリに選びにくいところがあるんです。今年は、『紅白』常連で大御所歌手である布施明さん(77)、35年ぶり2度目の出場となる久保田利伸さん(63)など、トリを飾れそうな大物歌手が出場予定ではあるのですが、彼らをトリに起用してしまうと、『紅白』サイドの“意図”がブレてしまう恐れがあると言われていますね」(前同)

 近年の『紅白』は、若い世代に人気のアーティストを積極的に起用している傾向にある。今年の白組でも、&TEAMNumber_iKing&Prince。ミセスと同じく『レコード大賞』の優秀作品賞を受賞したM!LKBE:FIRSTなど、20~30代前半の若いアーティストが多い。

「『紅白』の制作陣は、幅広い世代を意識しつつも、現状そこまで獲得できていない“若い視聴者層”に番組を見てもらいたいとの狙いがある。にもかかわらず、トリが大御所歌手では番組終了まで”ヒキを持たせられない”というところも。

 そして、今回出場するアーティストで、国民的な知名度があり、若者だけでなく幅広い世代にもアプローチできるアーティストとなると……ミセスしか残らない、とも言われているんですよね」(同)

 ミセスの人気は音楽面だけではない。ボーカル・ギターの大森元貴(29)は、今年の『紅白』の総合司会でもある今田美桜(28)主演のNHK連続テレビ小説あんぱん』にメインキャストの1人として出演。また、12月に入ってからも、キーボードの藤澤涼架が来年1月に始まる鈴木亮平(42)主演のサスペンスドラマ『リブート』(TBS系)に出演することが報じられた。人気ドラマ枠“日曜劇場”での起用であることも話題性抜群だ。

「『あんぱん』は期間平均視聴率16.1%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)の人気作でしたし、普段はミセスの曲を聞かない朝ドラの視聴者層にも刺さるでしょう。朝ドラは幅広い年齢層に見られているので、若年層以外も置いてけぼりにしないですよね。今年に、音楽以外でミセスの認知度が上昇したことも、トリの歌手の選考に影響しそうです。

『紅白』サイドは、その年のレコード大賞受賞者をトリや大トリに選ぶのを避けるとも言われていますが……“それでも今年はミセスなのではないか”と有力視されているといいますね」(同)

 嵐の不在・若年層へのリーチ・アーティスト業以外でのバリュー……2025年は最後までミセスの年になるのかも。