「元TOKIOの国分太一さん(51)が降板し、松岡昌宏さん(48)が『週刊新潮』(新潮社)と『週刊文春』(文藝春秋)のインタビューで日テレへの不満を露わにした『ザ!鉄腕!DASH!!』が揺れていますが……日テレの二大ニュース番組、朝の『ZIP!』と夜の『news zero』(すべて日本テレビ系)も視聴率が振るっておらず、局内でも不安視する声が上がっていますね」(制作会社関係者)
2011年4月にスタートした『ZIP!』。初代MCを元日本テレビアナウンサーの桝太一(44)が務め、21年3月には水卜麻美アナ(38)がMCに就任した。
「エンタメ系の話題を多く放送する『ZIP!』は同じタイプの『めざましテレビ』(フジテレビ系)とはしのぎを削っていますが、世帯と個人視聴率ではテレビ朝日の『グッドモーニング』に後塵を拝していますね。
21年3月のMC就任時、『好きな女性アナウンサーランキング』で殿堂入りを果たしたエースの水卜アナがMCになれば“トップになれる”と言われましたが……MC就任から4年超、テレ朝、そして『めざまし』にもいまだに勝てていない状況です。
そんななか、今、日テレ局内では“水卜アナのワンショットでは弱いのではないか”という指摘があるんです。テレ朝の『グッドモーニング』は坪井直樹アナ(56)と斎藤ちはるアナ(28)、『めざましテレビ』は井上清華アナ(30)と生田竜聖アナ(37)と、男女2人でMCを務めている。一方、『ZIP!』は水卜アナ1人ですからね。人気の水卜アナだからいけると考えたと見られますが、ここにきて“やはりワンショットでは弱いのでは”と言われていると」(前同)
『ZIP!』では番組出演者が「お手玉キャッチ」などに挑戦する「ZIP!神ワザチャレンジ」などのコーナーがあるが、《遊んでばっかじゃん!ニュースをせず平和ボケしかしてないじゃん!》といった厳しい意見もXには寄せられている。
「『神ワザチャレンジ』を楽しみにしている人も多くいるでしょうが、“これが朝のニュース番組なのか?”という声もありますよね。朝の番組では各局、事件や災害、政治、スポーツとしっかりとニュースを報じていますからね。『ZIP!』はエンタメのところを強く押していて、さらに視聴者サービスのような『神ワザチャレンジ』のような“お昼のエンタメ番組”のようなコーナーもあり、それには一部の視聴者からは疑問の声も出ていると。
エンタメ強化の部分含めて若年層に見てもらいたい構成なのでしょうが、日テレでは今、個人視聴率も重視されており、そこが伸びない現状が問題視されていると。“水卜1トップ体制”も4年が経ち、もう上がり目はないのではという見方もありますし、ニュース感のないコーナーなど迷走感も漂いつつあると。
水卜アナは『24時間テレビ』(日本テレビ系)の総合司会も長年やっていますし、日テレへの貢献度は抜群。ただ、数字がついてこないのだったら、功労者の水卜アナといえども厳しい判断をしないといけない時が来るのではないか、と日テレ内でも言われていますね」(同)