■日テレが元TOKIO出演の『鉄腕DASH』を死守したいワケ
前出の芸能プロ関係者はこう話す。
「日テレは、松岡さんと城島さんに対して、かなり下手に出た文言で“平身低頭”といったところですよね。それだけ日テレは、今後も松岡さんと城島さんに『鉄腕DASH』に出てもらいたい、そして同番組を終わらせたくないんでしょう。1995年から30年にわたって続く長寿番組ですし、今も視聴率は高い。そして、福島県などの自治体が絡む企画も多いですしね。
何より子どもが見たいという声が多い番組ですし、農業や自然のことが学べる番組ですから親も“子どもに見せたい”となる優良なコンテンツなんです。だからこそスポンサーからの評価も高く、単価の高いCMが入ってくるんです。
国分さんが降板して半年。揺れに揺れている『鉄腕DASH』ですが、現在は城島さん、松岡さんに加え、STARTO ENTERTAINMENT所属の後輩タレントが出演しています。いまや活躍の度合いでは彼らの方が大きいほど。一部では城島さんと松岡さんが卒業して番組をリニューアルする可能性もあるといった報道がありますが、こうした話に多くの視聴者は反発していますよね」
松岡や城島が番組を離れると言われる状況に、
《TOKIOのいない鉄腕ダッシュは鉄腕ダッシュじゃないよ》
《TOKIOが誰も出てないダッシュ、誰が観んだよ…紆余曲折あったにしても、これだけ育ててきたTOKIOが番組の要なのに…》
《鉄腕ダッシュってTOKIOと福島県民がメインだと思ってたから、どっちかでも欠けたら番組として成立しないと思ってる。TOKIOが出ない鉄腕ダッシュには魅力を感じない》
といった声がXに多数寄せられている。
「後輩タレントたちも奮闘していますが、城島さん、松岡さんという元TOKIOのメンバーが降板するなら“終わらせるしかない”というのが多くの視聴者の意見ですよね。そして、番組スポンサーサイドもそう考えているのではと見られていますね。番組スポンサーは、視聴者のニーズや意見に敏感ですからね。つまり、若手だけで『鉄腕DASH』を続けることは、視聴者、そしてスポンサーの理解も得られない可能性が高いと。
さらに、降板した国分さんに加え、城島さんと松岡さんの出演がないと、日テレ側が“干しているのではないか”と見られる恐れすらありますからね。松岡さんのインタビューを受けて、日テレが公にお詫びと説明の機会を設けたいという声明を出したのは、“元TOKIOを排除しようとしているわけではない”と広く伝えたい意味合いもあると見られます。
12月10の声明を、番組スポンサーを意識した声明では、と言う芸能関係者も少なくないですね。松岡さん、城島さんへのメッセージなら直接伝えればいいわけで、公に出さなくてもいいですよね……。
いずれにせよ日テレは、元TOKIOの2人と早急に話し合いを行ない、松岡さんと城島さんに『鉄腕DASH』への継続出演を表明してほしいところではないでしょうか」
大揺れの『鉄腕DASH』。30年続く番組が今、大きな山場を迎えていることは間違いないだろう――。