■「全部同じ仕事じゃない?」SixTONESは『紅白』を特別視せず
ジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題の影響で、2023年と24年の『紅白』にはSTARTO社アーティストの出演がなかった。
そんななか、Snow Manは23年の大晦日に『紅白』の裏でYouTubeでの生配信「Snow Man Special Live~みんなと楽しむ大晦日!~」を実施。24年大晦日にも同様の生配信を行ない、いずれも最大同時接続数120万を突破するという大成功を収めた。
「Snow Manの9人は1~2曲しか歌えない『紅白』よりも、自分たちの演出で長時間ファンと時間を共有できる生配信を優先していると見られます。彼らは“今後ずっと『紅白』に出ないのでは”という報道もありますし、今年のオファーも辞退したとスポーツ紙で報じられていますね。
12月6日に出場することが発表されたSixTONESのメンバーも『紅白』に特別な感情を抱いていないことがうかがえる発言がありました」(前出のワイドショー関係者)
『紅白』出場発表同日に放送されたラジオ番組『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送)では、松村北斗(30)と田中樹(30)がさっそく番組に言及。
2人は雑誌インタビューなどでよくある記者とのやりとりをコント調で披露。田中が「『紅白』頑張ってください」と記者が言いそうなセリフを発すると、松村は「やめろ、それお前! 全部頑張るんだよ!」とツッコミ。
田中が「そらそうだよな?」と同調し、松村は「全部おめでとうだし」と、すべての仕事は平等に祝うべきだとした。田中は「そう俺も思ってたよ。『Mステ』だって別に頑張ったよ。『Mステ』に出ることだっておめでとうなのに、おめでとうって言われないんだから、別にこっちもおめでとうって言わないよ。別に、全部同じ仕事じゃない?」と続けたのだ。
「『紅白』はNHKホールがメイン会場ですが、SixTONESは『COUNTDOWN JAPAN25/26』に出演することもあり、“某所”からの中継での出演ですからね。さらに毎年恒例のYouTubeの生配信も実施しますし、STARTO社所属のグループが集結する『COUNTDOWN CONCERT 2025-2026 STARTO to MOVE(カウコン)』にも出演します。
大晦日、超多忙なスケジュールを送るSixTONESにとって『紅白』はあくまでも仕事の1つなんでしょうね。これまで『紅白』は国民的番組とされ、出場することはアーティストにとっても名誉というイメージでしたが、少なくともSTARTO社のグループにとってはもはやそんな感じはないですよね。今、STARTO社グループとNHKには距離があるとも言われ、その背景には、NHKが23年10月の『ニュース7』でジャニー氏の加害を巡る件を報じたことがあると見られていますが……。
そして一方で、STARTO社の各グループが大晦日からの年越し配信でファンを喜ばせる『カウントダウンコンサート』も今年復活。その『カウコン』が26年1月7日にNetflixで世界独占配信されることも決定しました。独自配信に加えて、その後ネトフリでも配信されその内容は世界へ――その影響力は相当大きいものになるでしょうね。
かつては、『紅白』に出て名前と歌を知ってもらってCDのヒットにつなげていく――というのが歌手、アーティストサイドの狙いでしたが、時代は大きく変化してきており、そして少なくともSTARTO社グループにとっては、すでに『紅白』は絶対的な存在ではないですよね」(前同)
ラストイヤーの嵐が出場しない意向を示したと報じられた『紅白』。配信時代がより進めば、いよいよSTARTO社グループは『紅白』に出なくなるのかもしれない――。